アクメの痙攣が一旦落ち着くと、すかさず男達は責め手を再開した。絶頂を経て過敏になった肉体を一気に攻め落とそうと、男らは女の敏感な三極に分かれた。左右の乳に稲田と西野がしゃぶりつき、鷹藤のクンニリングスとシンクロするように乳頭を吸い上げた。鷹藤はといえば、肉の芽を吸いあげ、転がすだけでなく、肉溝から滴る樹液を掬いあげるので、弥穂の官能は大いに溶かされた。
何度も気をやらせられ、男達におねだりを求められたが、弥穂の心に残る僅かなプライドがそれを拒否した。
「ちっ、かわいくないぜ、奥さん」
「もっと、舐めて、メロメロにしてぇ、って言えよほら」
もはや、言葉を返すこともできないくらい息遣いはあらく、意識は混濁していたが、それでも弥穂はただいやいやをするように首を左右に振り立てていた。
ふと、内腿の付根のあたりに、固く、熱いものが触れた。(ああ、そんな……)相変わらず目隠しされたままだったが、その熱い猛りは、まぎれもなく鷹藤のペニスだと分かる。
「おねだりはチンポで泣かせてからのお楽しみとするか。ほら、よく見てろ」
鷹藤は、弥穂の顔の上のタオルを剥ぎ取り、己の分身を誇示した。
「ひぃっ……」
鷹藤の肉棒と対峙するのは、これで三回目だったが、何度見てもその暴力的な迫力には戦慄を覚える。夫のそれ、あるいは 二日前に自らを襲った石黒のそれとは、全く違っていて、同じ人間の器官とは思えないほどだ。特に弥穂を震え上がらせたのが、並外れて大きく張り出した王冠部だ。フェラチオ奉仕を強いられた際は、顎を思いきり開かなければならなかった。その巨大な邪気の塊が、今まさに、女の園を踏みあらさんとしている。弥穂は、恐怖で顔を引きつらせた。
「あのフニャチン野郎のことなんざ、忘れさせてやる。いくぞ」
(ああ、もう、逃げられない……零士さん、助けて……)
固く、熱い切っ先がクレバスに接した。鷹藤は、すぐには挿入しようとせず、自らの長大さを意識させようと割れ目に亀頭を擦りつけながら、恐怖に唇を震わせる弥穂の表情を愉しんだ。ようやく、先端がグィっと割れ目にめり込むと、弥穂は思わず顔を横に背けた。だが、よく見ていろと手下の二人に押さえつけられ、肉刀が自らを貫いていく様を直視させられた。零士に処女を捧げた時以来の圧迫感と痛みが弥穂を襲った。
「苦しいのは最初だけさ。何、こんなに中が汁気で溢れかえっているんだ、すぐ馴染む」
勝ち誇ったように言いながら、鷹藤が、グリ、グリと先端を弥穂の内部へと埋めてきた。
「ぐ、ぐぅぅぅぅっ」
「ははは、力を抜きなよ、奥さん。そんなにいきんでちゃぁ、余計辛いだけだぜ」
全身を石のように固く緊張させた弥穂の様子を、稲田が茶化す。無論、膣を固く閉じ合わせていればその分痛みが増すことは、弥穂にも分かっている。だが、それでもこの醜悪な生き物のような男根を、進んで受け入れることは、できないのだ。いや、むしろ今の弥穂は、痛苦を感じることでなんとか理性、そして貞操を何とか保とうとしている。
だがそんな弥穂の儚きあらがいも虚しく、鷹藤の巨砲は進軍を進め、ついには亀頭の全体が女の門をくぐった。「弥穂、おめでとう。ここまで入っちまえば、後はもうよくなる一方だぜ。ほぉら、ほおら」
鷹藤が軽く腰を揺するだけで、雁首に引っ搔かれた膣道が熱く火照ってくる。浅瀬で往来されるだけでも、切ない疼きが下半身全体をジーンと痺れさせるのに十分な刺激だった。
これで、石黒に続き、またしても生身の男性器とコンタクトしてしまった。夫にも許したことのない生の交ぐわいの罪悪感に苛まれる。(絶対に、感じてはダメ、これ以上、あの人を裏切りたくない……)
だが、本当に弥穂を狂わせたのは、熱を帯びた亀頭が、膣の天井部分、Gスポットに狙いを定めたときだった。
「ここだろ?知ってるぜ、金主も随分関心していたよ、お前のここの感度をよぉ」
肉の畝で複雑に折り重なったそのざらつく天井部分を、雁首が擦る感触に、弥穂はたまらず悲鳴をあげた。長いストロークで入り口付近まで怒張を引きぬき、さらに性感の中心地に向かって突き上げられると、弥穂は甘ったるい吐息を零さずにはいられなかった。
「なんだよ、奥さん、早速エロい声で鳴くじゃん」
「もっとしっかり我慢するところも見せてくれよなぁ。これじゃああんまりチョロすぎてしらけちまうよ」
好き放題に論評する稲田と西野を睨みつけるが、肉棒の突き上げによって表情を崩されてしまう。
「あぁ、あぁ、すっかり牝の顔だわ、こりゃ。旦那も浮かばれないなぁ」
「ははは、まだ死んでないだろ。でも、奥さんのこの悦びようを見たら、ショック死しちまうだろうな」
抗議しようにも、口を開けば甘ったるい鳴き声を吐いてしまう。そうすると、ますます男達を喜ばせる一方なのだ。弥穂は、口を真一文字に閉じ合わせ、眉根を寄せながらただ快感の波を耐え忍んでいた。
ズリズリ、ドスン、ズリズリ、ドスン、と波状攻撃が加えられる。引き抜くときにはじわじわと肉壁を剝ぎ、削りとらんかのようにじわじわと後退し、ほとんど亀頭が半分外に飛びでるくらいのところから一気に肉塊をぶつけるようにねじ込む。規則的に何度も何度も加えられるその衝撃に、弥穂は顔を真っ赤にして耐えている。
「ほぉ、これで鳴かないのは、なかなか偉いぞ。だがいつまでもつだろうな?俺は何時間でもこうして突きあげていられるぞ」
鷹藤の揺さぶりに、弥穂は動揺した。(このまま何時間もなんて、とても、耐えられない……)
つい数分前にはクリトリスと乳首の三点責めで、複数回気を遣らされたばかりなのだ。快感を抑え、耐え忍ぶ時間が長ければ長いほど、崩壊したときには、大きく乱れてしまうものだが、男性経験の浅い弥穂はまだ知らない。
「せいぜいやせ我慢するんだな。俺がまた少しばかり本腰を入れれば、お前はすぐに狂わされる。耐えたら耐えた分だけ、後の反動も、へへっ、すごいんだぜ」
不敵に笑いながら言う鷹藤の言葉の暗示に掛けられたように、弥穂は自分が無力で、この男の意思次第で自由自在に操られる人形のような存在である、そんな気分に包まれていた。(イヤよ、イヤなのよ、こんな男のいいようにされるなんて……)だがその思いとは裏腹に、弥穂の内部のピチピチとした肉は、挿入後一層せわしなく樹液を吐露している。おまけに鷹藤が肉刀を引き抜かんばかりに腰を放した時には、別れを拒んで必死で縋りつくように収縮してしまう有様だ。もはや、ヴァギナ全体が、好色な別の生き物であるかのように、制御不能の状態に陥っていた。
「ははは、そんなに締め付けなくったっていいじゃないか。またこうして突いてやるから安心しろや、ほーれ!」
「ああぅぅぅぅっ……」
鷹藤の抽送に操られるがまま媚態を晒し、さきほど誓った忍耐も意識の遠くの方へ掻き消えてしまう。
「はぁはぁ、お願いです、もう、これ以上は……しないで。もう、終わりにしてください」
「ははははは!男がこんな途中で終われるわけないだろう?それとも何か?旦那は若いわりに中折れする奴だったのか?」
夫を侮辱する台詞に、手下たちの嘲笑。その全てが、弥穂の心を抉った。だが、今はとにかく自らの身を洗い流してしまいそうなほど切迫した肉悦への対処が先決だった。どうにかして、鷹藤のピストン運動を止めなければ、早晩、望まない絶頂へ導かれる。とにかく一度身体の火照りを落ち着かせ、痺れて、とろけてしまいそうな脳を冷やす必要がある。必死の思いで、弥穂は嘆願を続けた。
「辛いんです、お願い、夫を、主人を裏切りたくないんです。このままじゃ……」
涙ながらに訴える若妻の様子は、本人の意図とは裏腹に、男達の嗜虐心は否応なく煽った。
「このままじゃ、どうなるんだ?ああ?」
いいながらも、鷹藤は規則的なピストン運動の手を緩めない。一突きごとに高まる弥穂の淫泣と焦燥を存分に楽しみながら、屈服の台詞を強いる。
「ですから……このまま、されたら……恥をかいてしまいます」
「イクのか?イっちまいそうなのか?」
コックリと頷いた弥穂の頭頂部を撫でながら、鷹藤が更に迫る。
「ふふ、ようやく可愛らしくなってきたじゃないか。それでこそ俺の女だ。許してやってもいいが、一つ質問させてくれや。俺のと、旦那のと、どっちが逞しいんだ?」
「あぁ、そんなこと、言わせないで!」
「ああ、なんだって?こうしてほしいのか?」
逃がさない、というように、鷹藤が腰をグリグリと子壺の奥を押し上げていく。弥穂はたまらず屈服してしまう。
「ああん、鷹藤さんの方が、逞しいです、主人のものよりも……」
「ふーん、なるほどねぇ、で、弥穂は俺とのセックスの方が好きなのか?」
「……・」
「どうなんだ、おら、おら」
今度はドスンドスンと子宮の奥を狙って強烈なストレートパンチを浴びせられる。あたかも膣道を丸太の杭が貫き、それをハンマーで打ち付けられているような衝撃に、弥穂は思わず腰を浮かせて泣き叫んだ。脳内で、理性がパリっんと砕け散る音が聞こえるような感覚に襲われながら、弥穂は恐ろしい肉の悦びから逃れたい一心で叫ばされていた。
「うぅぅぅ、鷹藤さんとの、セックスが、好きです、も、もう、狂ってしまいますから、ああ、もう止めて、止てぇぇぇ!」
「いいか、俺はなぁ、勝手にイク女は許せねぇ。イクときは俺にちゃんと許可を取ってからだ、いいな?」
「ああ、そんな、もう、ダメです、い、イク、イってしまいます。どうか、イカせてくださいぃぃぃぃ」
「ふん、だらしない奴め。まあいいだろう。許してやる。そら、そら、こうだろ?イケよ。好きなだけヨガリ狂え!」
「は、はぅぅぅぅっ、い、い、イク、いっちゃうぅぅっっ……」
頬を乱暴にペチペチとはたかられる感触で、弥穂は目を覚ました。エクスタシーの衝撃のあまりの強烈さに、ほんの数十秒ではあったが、気絶していたらしい。
「うわぁ、イキ過ぎて気を失うってほんとにあるんですねぇ、初めてみせてもらいましたよ鷹さん」
「ああ、どうやらこの女は相当な好き者らしいぞ」
「ああ、違う、そんなんじゃ……」
意識はぼんやりとしているが、ヴァギナの火照りと痺れだけが、先刻の激甚な快感を思い起こさせる。
「さっきは、奥さんがこの狭いシャンプーベッドが壊ちまうんじゃないかってくらい、ビクンビクン跳ね回ってたんだけど、覚えてないのかい?」
「でも、よかったねぇ、奥さん。フニャチンの旦那とじゃあ、イキまくって失神するなんて体験、一生味わえなかっただろう?鷹藤さんの女になれて、幸せじゃないか」
「……もう言わないで、そんなこと……」
目を覚ました弥穂を労わる素振りも見せず、鷹藤はピストン運動を再開した。
「そ、そんな……す、少し、休ませてください」
「バカ言うな。自分だけ気持ちよくなろうなんて考えは捨てろ。お前は俺からミルクを絞りとることだけに集中するんだ」
鷹藤は黙々と力強い抜き差しを続ける。(ちっ、なんて締め付けだ。これは、そう持たねぇな……)
弥穂自身は自覚していなかったが、一度セックスでのアクメを迎えてからというもの、弥穂の肉襞は一層息づき、激しくねっとりとした収縮を繰り出し始めた。淫らに腰を振り立てるまでもなく、内部の粘膜だけが律動し、男根に心地よいマッサージを仕掛ける。さすがの鷹藤も、軽口や脅しで弥穂を嬲る余裕すらなくなりつつあると見え、ぐっと押し黙っている。
一度気をやってからというもの、抵抗する気持ちをへし折られ、敗北感からかされるがまま肉刀に身を任せていた弥穂だったが、鷹藤の様子の変化に、急激に不安を高められた。そうだ、この男は、避妊具を着用していないのだ。早く結合を解かないと、大変なことになる。
「あ、あの……鷹藤さん、どうか、約束は守ってください」
鷹藤は、それには答えず、ただ薄笑いを投げ返した。若妻の不安げな表情をどこか焦点の定まらない、陶然とした目つきは、弥穂を狼狽させた。
「ああ、お願いです、なんとか言ってく、むぅぅぅ」
鷹藤はシャンプー台に横たえられた弥穂の上に覆いかぶさり、唇を重ねた。不意を突かれた弥穂は、歯を食いしばって侵入を防ぐ間もなく、鷹藤の舌の侵入を許してしまった。
「む、むぅぅぅぅ」
首を振り乱して逃れようとしても、すかさず手下の手が頭頂部をがっしりと掴み、固定してくる。鷹藤が舌を介して大量の唾液を流し込んできた。口の中を蹂躙しながら、腰の動きは徐々に加速してくる(ああ、この人、このまま中に出すつもりでは……)
腰を捩って結合を解こうにも、鷹藤はもう大きなストロークを繰り出さず、膣の奥の壁を目掛けて小刻みな振動を延々と続けてくる。まるで、俺はここに居座るぞと言わんばかりに、奥へ、奥へと打撃を続けてくるのだ。
「むぐぅ、むぐぅぅぅぅっっ、うぅぅぅぅx」
声にならない呻き声で、決死の抗議続ける弥穂を制圧するかのように、鷹藤の手が左右の耳の辺りをがっしり固定する。ディープキスを繰り出し、鼻息を荒くしながらピストンのラストスパートをかけている。弥穂は、男が膣内射精の禁を犯そうとしていることを確信し、半狂乱になりながら叫ぼうとするが、どうすることもできなかった。
「ぐぉぉぉぉっ……」
野獣さながらの咆哮と共に、鷹藤が身体を硬直させた。膣奥深くで、鈴口がムクっと膨らみ、そこからねっとりとした濁液が噴出される。肉柱と膣襞の僅かな感激を、男が放った大量の粘液が埋めていく。ドクン、ドクン。延々と続くペニスの律動を感じながら弥穂は(ああ、私、取り返しのつかないほど、汚されてしまった……)と心の中で呟いた。
「汚された」という言葉が、頭の中を何度も何度も反復し、共鳴している。ペニスの摩擦がもたらした甘い快感もすっかり色あせた。白濁を流しこまれながらすすり泣く若妻の嗚咽だけが、店内を静寂で満たしていた。
気の遠くなるほど永い射精を膣の中で完遂し、鷹藤はようやくペニスを引き抜いた。満面の笑みを浮かべながら、色男気取りで弥穂の頬にキスをする。弥穂は、約束を反故にされた怒りのあまり、声を荒げて抗議した。
「ひどい、あんまりです!私を、騙したのね……」
「いやぁ、そんなつもりはなかったんだがなぁ。最後にお前の方もマンコをキュウキュウと引き絞ってきたじゃないか。あれは中出しオーケーのサインだったんじゃないのか?」
「ふざけないで、誰がそんな……」
「それに、あの締め付けは俺も経験したことがないほど強烈だったぞ。仮に引き抜こうとしても、お前のマンコがそれを許してくれなかっただろうよ」
身勝手な男の言い分だったが、返す言葉が見つからず、弥穂は涙をすするしかなかった。
「お前らも気をつけろ、この女の中に入ったらそう簡単に出られなくなるからなぁ、ははは」
「了解っす、奥さん、お手柔らかにお願いしますよ。じゃないと俺、中で漏らしちゃうからさぁ」
言いながら、稲田が早速ズボンを脱ぎ捨てている姿が目に入った。その口ぶりから、弥穂の身体の反応を口実にして、この男も膣内射精を遂げようとしていることが明らかだった。弥穂は、二度と身体を許してなるものかと、下肢をバタつかせて抵抗する。
「ちっ、めんどくさい女だぜ。仕方ねぇ足も縛るか」
稲田と西野は弥穂の膝裏に長細いフェイスタオルを通し、そのままシャンプーチェアのひじ掛け部分に固定してしまった。再びM字型に割開かれた下肢は、男の劣情の前にこれ以上ないというほどに無防備であった。
「じゃ、いただきまーす!」
稲田が嬉々として亀頭を弥穂のクレバスにあてがうと、無遠慮に押し込んできた。
「そんな、やめて、連続なんていや、もうほどいて、ほどいてよ!」
泣き叫ぶ上の口とは対照的に、下の口は男を易々と呑み込んでしまった。鷹藤の長大なペニスで貫かれていたのだ、無理もない。挿入が完了してからも、弥穂は金切り声をあげた。
「助けて、誰か、誰かぁ!」
もはや男らが膣内射精を仕掛けてくることは明らかであり、そうである以上、されるがままにしているわけにはいかない。店内の声がそれほど外に響くとは思えなかったが、パトロール上の警察官が通りかかってくるかもしれない。万が一ということもある。西野が弥穂の口にタオルで猿轡を噛ませようとするが、弥穂の抵抗の前にうまくいかない。
「西野、めんどくせえから、お前チンポ口に突っ込んじまえよ」
シャンプー台に乗せられた弥穂の顔の部分に、西野がむき出しのペニスを突きつけてきた。弥穂の鼻を摘まみ、酸素を求めてわずかに開いた唇の間に、剛直がねじ込まれる。
「奥さん、歯を立てたりしてみろ。奥さんのクリトリスも嚙みちぎってやるからな」
若い男二人の暴力の前に、弥穂は屈服させられた。四肢を拘束された状態で、上下の口を乱暴に突き上げられる、嘔吐感が込み上げる。あまりに非現実的な凌辱劇に、意識が遠のく。汚辱とも快感ともつかない混濁した感覚の中、弥穂は自分の心中に芽生える被虐の陶酔に狼狽えていた。