[あらすじ]
私の名前は、笠谷摩耶。派遣社員。派遣先の会社は例の新型ウィルス感染爆発の影響で全館閉鎖。契約の都合で、在宅勤務も認められず、一時休業状態に。ひそかに好意を寄せる男性社員から、自宅で仕事を手伝ってほしい、と言われてから、私の人生は大きく変わってしまった。

凌辱専業作家が描く、女性一人称作品。「拗らせ女子」が語る、甘く、切なく、狂おしい奈落。

2026.01.11 永井 亮
女性一人称、ハード、処女、拗らせ
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私は、デスクの上に上半身をうつ伏せに倒された。橘社長とは、繋がったまま。さらに、左の脚も天板の上に乗せられ、片足立ちの状態で、大きく開脚させられている。社長は、さっきまでの悠然とした態度とは打って変わって、激しく、思いきり大きなストロークで私に腰をぶつけていた。ボーン、ボーンと机が揺れて、軋む音が鳴る中、鈴原に招かれてやって、男がやってきた。笹山課長だった。
頭の上を社長に乱暴に押さえつけられ、デスクに頬を押し付けるような態勢のまま、気味の悪い笑みを浮かべた中年と目が合ってしまった。
「こ、来ないでください、どうして課長が…」
「どうして、ってそりゃ自分のチームから二人もスパイ容疑者を輩出しちまったんだ。責任感じて尋問の様子を見に来たのさ、当然だろ」
「ま、まだそんな話を。もういい加減にして!」
 目の前の笹山課長。添田さんをダシにして私を、こんな酷いところに追いやった張本人。ポケットに突っ込んだ手で、自分で自分を扱いている男の姿が目に入る。やり場のない怒りが込み上げてきた。
スパイだなんだと言いがかりをつけているだけだ。この男は、罠に嵌めた私を社長に売り渡した。それで、何かしらの利得を得るつもりなのだ。そうに決まってる。許せない。
「笹山、お前の部下はなかなかに強情だぞ。鞭でも一向に口を割らん。一度コッテリ嵌めて狂わせてから、改めて拷問にかけようと思ってな」
「へへへ、そりゃあ結構ですなぁ。しっかし、生意気な口を利く割には、目はとろんとしてて、くく、これはもう社長にぞっこんのようですね。スパイのミッションも、添田のことももうどうでもよくなったんじゃあないですか」
「……黙っててください、く、ぅぅっ」
 笹山課長の前だけでは、喘ぎたくない。下唇を痛いほど噛みしめて、情けない声を飲み込んだ。その間も、橘社長の腰が波打つような刺激を送り込んでくる。私の内部構造は、いまや社長のそれにぴったりと馴染んでしまった。その塊が、出たり、入ったりを繰り返す。その動きに合わせて、私の襞は追いすがったり、押し込まれたり。
社長のペニスの従属物に成り下がった自分の膣が物悲しくって、涙が出そうになる。なんで、なんでこんなに、ヒクついて、熱くなってしまうんだろう。こんなの、全然幸せじゃないはずなのに……。
「社長。笹山課長をお呼びになったのは、なんの用事でしたの?お忘れになって?」
「ああ、そうだったな。笹山。見てのとおり、私はお前の部下の摩耶君の相手で少し手が離せない状態だろ。そしたら俺の秘書の優奈の方がすっかりへそを曲げちまってな。寂しくって、俺の摩耶君のセックスをオカズにオナニーを始めたんだよ。なぁ、優奈?」
「えっ、えっと……」
「ん?違うのか、ええ?」
 苛立ちをぶつけるように、社長が思いっきり突き上げてきた。私は短い悲鳴をあげた。優奈ちゃんも、社長の怒気を感じて慌てた様子で、
「あ、はっ、はい、そのとおりです。こ、こうして、自分で、慰めて、しまっていました」
 優奈ちゃんは、床に膝立ちになったまま、股間に手をやり、指を這わせた。ああ、二人して、男達に好き放題に操られている。やられっぱなしだ……。
「なるほど。それは気の毒ですな。で、私にどんなご用命を?」
「ふふ、分かるだろう。少し優奈の相手をしてやってくれんか?」
「おっと、これは身に余る光栄。いいんですか、私なんぞに抱かせて」
 …吐き気を催した。なんて醜悪な小芝居だろう。卑怯な男二人が、初めから裏取引していることは、明白だった。私も、優奈ちゃんも、消費され、交換される存在だ。悔しくて、涙が出てくる。
「くくく、お前はやっぱり泣き顔が一番そそるよ。また今度仲直りして一発やろうぜ」
 笹山が、もう芝居も何も放り出して、私の耳元に口を寄せて囁きかけてきた。その顔を、手で払いのけようとした時、腕を社長に捉えられた。肘の裏を掴まれる。腰が前にドーンと突き出されるタイミングに合わせて、身体を一気に引き寄せられるので、凶器はますます残酷に私の内部を抉った。
 私のことを指さして嘲り笑いながら、笹山は優奈ちゃんの方へと向かっていった。
「なに、前戯もなにもいらんよ。自分でほじくって、もうしっかり濡らしているはずさ」
「かしこまりやした。それでは早速…」
「笹山課長、こちら、着帽は規則ですから。どうぞ」
 鈴原が、すっとコンドームを笹山の眼前に差し出す。男は、体裁悪そうにしながらゴムをいそいそとそれを装着した。

 社長の大きなデスクを挟んで、私と優奈ちゃんは向いあう形になった。お互い、後ろから男に突き刺されている。突かれて、喘ぐ顔を見られたくなかったし、優奈ちゃんが笹山に犯されているところも見たくなかったから、顔をデスクに突っ伏した。
すると、許さないぞ、というように、社長のゴツゴツした指が私の黒髪を掴み上げた。無理やり顔を上げさせられた私の目の前には、もううっとりした表情を浮かべて、笹山による一突きごとに、あぃん、あふぅん、って短い悲鳴をあげながら、一歩一歩頂上に向かっていく少女がいた。
 快楽に押し流されていく優奈ちゃんの姿を見て、悲しさも覚えたけど、それよりも、どこか安心してしまう自分がいる。私は、この魔窟で、一人ぼっちではない。惨めで、恥ずかしくて、気が狂うほど激しい肉の悦びを貪っているのは、私だけじゃない。私は、同じくデスクの上に這った優奈ちゃんの手に、自分の手を重ねた。彼女の指が、私の指に絡んだ。
「…摩耶さん、私、もう、我慢できない、優奈、イク!イッちゃいますっ!」
「わ、私も…、ま、摩耶も、う、ぅぅぅ、い、いっ、いいいいいくぅぅぅ」

デスクの上で、二人して何度目かの絶頂に追いやられた。ぐったりして、肩で息をしている私を抱き起し、橘社長は繋がったまま歩き始めた。一歩、また一歩と進む度に、ペニスが今まで触れてこなかった箇所を引っ掻くので、私は一層悲鳴を高くした。
「も、もう、許してください、少し、休ませて…」
「おう、そうだな。ソファで休憩するか」
 橘社長はようやく歩みを止めると、そのままドカッとソファに身体を投げ出した。もちろん、羽交い絞めにした私と、繋がったまま。背面坐位の姿勢で、固い塊のうえに、自分の体重が思いきり圧し掛かる。刃みたいな尖端が、私の最奥部をグサリ、と射抜いた。
「くぅっ、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっん!」
「あははは、なんてはしたない声あげるのよ、びっくりしちゃうわ、もう」
 鈴原に囃し立てられても、気にしている余裕もなかった。何度もイカされたあとで、改めて強烈な打撃を加えられて、私はもうノックアウト寸前だった。
「は、激しすぎます、もう、無理ですっ…」
「そうか、じゃあ、ちょっと中は休ませるとして、外の方で楽しむか、おい、笹山。そのまま優奈を連れて来い」
「何を、するつもりですか…」
 声が震える。こんな身体では、何をされても、きっと男の思うままになっちゃう。身体が敏感になりすぎている。乳首が、痛いほど充血して固くなっているのを感じる。
社長は、優奈ちゃんを巻き込んで、いったい何をするつもりなんだろう…。彼女自身も、依然として笹山課長のペニスから解放されていない。
「よし、優奈、分かるな、何をするか」
 社長の両足が私の股の間に潜り込んで、左右に大きく開いた。私と、社長の剥き出しになった「繋ぎ目」の目の前に、優奈ちゃんの顔が迫ってきて、私は焦った。まさか、まさか…
「そんな、いや、そんなこと、優奈さんに、させないで!」
 優奈ちゃんの細くて長い舌が、初めに社長の睾丸を、そしてそのままペニスの付け根に向かって這った。ペニスの八割方は、私の中にめり込んでいる。彼女の舌は、(私も中に入れて)とでもいうように、私のラビアとペニスの間に割り込もうとしてきた。ビラビラを口に含んで、クチュクチュと嘗めされ、わずかにできた間隙に舌が侵入を試みている。
「あああああん、優奈さん、ダメ、そんなの、お、おかしくなってしまう」
彼女の舌は、猛烈な勢いでペニスとオマンコの間を行ったり来たりする。私の愛液と、彼女の唾液がトロトロに混濁して、結合部はヌラヌラと濡れて光っている。気が狂いそうなほど淫らだ。
「ううぅ、私も、辛いです、イキそうで…」
ふと気が付くと、優奈ちゃん自身も、後ろから笹山に強烈なピストン運動を浴び去られているのが見える。ハイペースで突き上げられて、彼女自身も快楽に呑まれそうになりながら、舌の奉仕を続けている。彼女に対する倒錯した愛情が、込み上げてきた。中がキュウっと収縮して、奥からトロリとした蜜が湧き出たような気がした。
「おい、摩耶、なんだ今のは?何が起きたんだ、ええ?」
「し、知りません…」
「知らないってことはないだろう?中は、どうなってるんだ」
 社長の手の平が、私の尖った乳首の上で周回している。頭がぼんやりしてきて、思考が遠のく。
「おい、優奈、後輩奴隷は口の利き方を知らんようだぞ。豆をしごいて、懲らしめてやれ」
「ダメ、それは、ダメ、お願い、優奈ちゃん、今そこはだめぇぇぇ!」
 分かりすぎるほど分かっていた。こんなに発情した状態で、中にペニスも入れられている今、一番敏感な突起を責められたら、もう自分を保てなくなる。優奈ちゃんの舌先が、そこに触れた瞬間、ワンタッチで私は崩壊させられた。

社長の膝の上で痙攣している私。
「続けろ、絶対に止めるな!」
 社長の怒声に突き動かされて、優奈ちゃんの舌の振動が勢いを増した。アクメの波が収まらないうちから快感電流のボルテージを上げられて、私は狼狽えた。
「も、もう、イキましたから、とめて、止めてください!」
「ダメだ。連続で何回もイキまくった後でピストン運動再開だ」
「そんな!もう、十分ですから、こ、これ以上は、あああああっん、ゆ、優奈さん、お願い、これ以上は、ダメだってばぁ!」
 血流に、毒気が混じったように、身体がカッと熱くなる。じっとしていられなくて、腰をモジモジさせてしまう。それが、社長の肉塊と膣襞の間で摩擦を生む。瞼の裏で、火花が散った。
「ま、また……、来ます、またっ、っっっ!」
 二度目のアクメは、一度目よりもずっとずっと、長く続いた。舞い上がっている間も、意地悪な舌が悪戯を止めないせいだ。それに、コリコリに立ち上がった左右の乳首も社長に摘まみあげられて火を噴きそうになっている。
 意識が遠のきそうになりながら、何とか目を開けた。股の間に顔を埋める優奈ちゃんが視界に入った。
顔は、耳まで真っ赤にしている。トロんとした目で、私の方を見つめている。

ごめんなさい、弱い私を、許して

そう言っているように見えた。でも一方で、
 
私と一緒に、堕ちてください。
 
そんな風に言っているようにも見えた。

 笹山課長の、背後から打擲は一層激しさを増している。優奈ちゃんの身体も益々激しく揺さぶられて、その振動はもちろん舌にも伝わる。第三の波が、もうそこまで迫っている中、社長が腰をグラインドさせはじめた。私の大股をがっしりと掴んで固定しながら、グリ、グリグリって。
 四人の男女が絡まり合って、ぶつかり合う。そうして生まれる摩擦が全部、波になって、私のクリトリスに、膣に、子宮に流れ込んでくる。飛翔するようでいて、落下していくようでもある。諦めのようでいて、期待のようでもある。もう、惨めさや悔しさを感じることもできなかった。認めたくないけれど、これは、悦びだった。もうエクスタシーの回数も数えていられない。絶頂と絶頂の境目が、分からなくなってしまった。
「さて、そろそろ仕上げにするか」
社長が、私の腰を挟んで、優奈ちゃんの後頭部に手をかけた。そのまま、思いきり引き寄せるので、彼女の唇が私の股間に激しく密着した。
「優奈、お前もラストスパートだ。思いっきり吸い上げてやれ」
「むぐぅ、むっ、ぐっ、ぐぅぅぅぅぅ」
 ぐっちゅうぅぅぅぅ、ジュブジュブジュブ。大きく腫れあがた私の突起が彼女の柔らかい口腔の中に、吸い込まれる。私の身体から、引き離されて、離脱しそうなくらいに。
 社長は、優奈ちゃんの首を押さえた勢いで、腰を突き上げてきた。私の身体の最奥部が、打ち据えられる。堕ちろ、堕ちろ、堕ちろ。一撃、一撃が私をコーナーに追い詰める。もう何回目なのかも分からないけれど、今までで一番大きい波が来るという予感。それに飲み込まれて、洗い流されてしまいたい。快感の毒素を皮膚の下に、骨の中にまで染みこませて、壊れてしまいたい…。
「ま、また…、イキます。壊して、私のこと、もう、メチャクチャにしてほしい!」
「もっと突いてほしいのか?」
「はいっ!突いて、突いてください」
「こうか、こんな風にか?」
「ああああああっ、激し、すぎます、また、またです、イク、イッ、く……」
 瞼の裏で、閃光が走った。膣の中の凶器が、ドクドクドクって脈動するのを感じた。熱いマグマが膣とペニスの間を隈なく充たした。添田さんのそれを受け止めた時、こんなに、すごかったっけ…。最低な考えが頭をよぎった。
「あっはははは、ヤバい顔してるわ、この子。添田君に見せたらショック死しちゃうだろうな、この画」
薄目を開けると、ビデオカメラを手にした鈴原が私たち四人の絡まりを収めていた。その様子は、ケーブルで繋がった壁掛けのディスプレイに大写しにされている。四人全員が絶頂を終えて、口をだらしなく半開きにし、中毒者のような濁った眼をしていた。

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