[あらすじ]
私の名前は、笠谷摩耶。派遣社員。派遣先の会社は例の新型ウィルス感染爆発の影響で全館閉鎖。契約の都合で、在宅勤務も認められず、一時休業状態に。ひそかに好意を寄せる男性社員から、自宅で仕事を手伝ってほしい、と言われてから、私の人生は大きく変わってしまった。

凌辱専業作家が描く、女性一人称作品。「拗らせ女子」が語る、甘く、切なく、狂おしい奈落。

2026.01.11 永井 亮
女性一人称、ハード、処女、拗らせ
読者タグ: なし

「それで、あのエロ制服も、添田の趣味なのかい?」
「違います、添田さんは、そんなことは決して…、んっ、も、もう触らないでくださいっ」
ホテルのベッドに座らされた私は、笹山課長にネチネチと詰められた。
まず、添田さんとの関係を洗いざらい白状させられた。私の隣に引っ付くように腰かけた課長は、私の背中や腿や、うなじや耳を絶えず撫上げてくる。そして、時折腋の辺りから胸の方に手が伸びて、ツン、ツンとされる。その度に、私は身体を固くして拒否したが、課長は全く悪びれる様子ひとつない。
「へへ、敏感じゃないか。すっかり開発されきってるようだな。で、あの制服が添田の趣味じゃないなら、君自身に露出症の趣味がある、ってことでいいのかな?」
「それも、違います」
「じゃあどういう事情なのかね、君が添田の女になってから突然身体を見せびらかすようになったのは?」
ああ、この男は全て知っているくせに、私の口から言わせたいのだ。
「……西村さんと前島さんの二人に、脅されているんです、課長も、ご存じではないんですか!」
「ん?脅されている?どういうことだね、それは?詳しく聞かせてもらおうじゃないか」
「で、ですから、その私と添田さんとの関係の、ことで…」
「そうかぁ、このことを知っているのは私だけじゃあないんだなぁ。あんなおしゃべりな女ふたりに秘密を握られてしまっちゃあ、君も生きた心地がしないだろう?」
「…はい」
「このままずっと言いなりになるつもりかい?」
「それは…あの、私、どうしたら…。課長から、どうにか言ってもらえないでしょうか」
どう考えても、課長自身も共犯のようにしか見えないが、それでも、助けを求めてしまう自分が、惨めだ。
「そうだなぁ、考えてやれないこともないが、くくくっ、君のファッションは案外他の部署からは評判がいいからなぁ。男子社員のモチベーション向上にも役立っているって評判だし、下手に私が介入すると色んな奴らに恨まれそうだなぁ」
「ひ、ひどい…私を、見世物にして…うぅぅっ」
やはり、こんな男に助けを期待するべきじゃなかった。自分が情けなくなって、嗚咽が漏れる。
「いやぁ、すまん、すまん。泣かせるつもりはなかったんだよ、許してくれよぉ、なぁ」
両手で顔を覆って泣いている私の背中に課長の手が伸びてきた。そのまま抱き寄せられた。太腿の辺りに、固い感触が伝わってきた。私は、怒りに任せて、男の胸元を両手で押しのけて、拒絶の意志を示す。すると、
「ちっ、人の厚意を無下にしやがってこのアマっ!」
 さっきまでの人を小バカにしたような猫撫で声は、一転して怒声に変わった。私の上半身はベッドに押し倒され、彼に両手首を抑えられた。
「何するんですか!放して、放してくださいっ!」
振り払おうとした瞬間、手首に冷たい感触が走った。両手をベッドの鉄枠に取りつけられ手錠で、両手が拘束されてしまった。
「へへ、やっぱりこのホテルにしておいて正解だったぜ」
 監獄をモチーフにしたこのホテル「鶯谷 蜘蜘蛛巣城」は、SMプレイを楽しむための装備が、部屋のあちこちに仕掛けられていた。手足を拘束するための手錠、足枷などは、壁や天井、床、そしてベッドの四隅といたるところに見つかって、私を怯えさせた。
「外して、外してください!こんなこと、犯罪です、だれか、誰か!」
「無駄だぜ。この部屋の防音はバッチリだからな。それに、こんなホテルだ、もし誰かに聞こえたとしても、気合の入ったイメージプレイだなぁ、くらいにしか思われないだろうよ。せいぜい泣きわめくといい」
「最低です、あなたという人は!」
既に両手の動きを封じられている私は、両脚で男を蹴り上げる。脚まで枷で拘束されてしまったら、いよいよ抵抗の余地がなくなる。必死になって、脚をバタつかせたけど、格闘の末、最後にはその足首もがっしりと掴み上げられてしまった。
「骨を折らせやがって。くく、だが、多少の抵抗がないと面白くないからな」
私の両足首は、笹山課長に鷲掴みにされて、頭上に高く持ち上げられた。ロングスカートの裾は、ヒラリとまくれ上がって、ストッキング越しにパンティまで、丸見えになってしまった…。
「くく、スケスケのパンティが、よぉく似合ってるぜ」
今朝も、私は自分の下着を西村と前島に奪われ、代わりに過激なブラとパンティのセットを着用させられていた。レース地で、パープルカラーのそれは、乳首の周りとアソコの周りだけが透けているという扇情的なデザインだった。
 不意に、生暖かい風が、私の敏感な部分を撫でた。笹山課長の鼻先が、もう触れてしまいそうな程、私の大切な部分に迫っていた。
「やめて、もうやめてください、お願いですからっ!」
「へへ、日中散々見せびらかして興奮してたんだろう?奥のほうからエロい匂いなんかさせてるじゃないか」
「う、ウソです、ウソをおっしゃらないで!あ、ああっ」
鼻のてっぺんが、いよいよパンティのクロッチ部分を突いてきた。私から小さな悲鳴を引き出しながら、まるでクリトリスの位置を探りあてようとしているようだ。ダメ、声を上げては、この男の思うつぼだわ…。
「ひっ、ぃぃぃぃ、むぅぅん」
「ここだろ、なぁ、コリコリしてきたぜ?」
大きくなってしまった私の敏感なあの部分に、鼻先がまるで角のようにゴリゴリと押し付けられる。呼応するように、全身の血が股間に集まってくるように感じられる。クリトリスから全身に伝わる熱で、思考も鈍っていく。添田さんに育ててもらった私の性感が、こんな男に簡単に暴かれ、弄ばれてしまった…。
「くくくっ、ムレムレで暑いだろう?ほら、風を通してやろう」
「な、なにを…そんなこと、しないでっ!」
両手は、私の足首を抑えるために塞がっている。代わりに、課長は私の腿の付根の部分に歯を立てて、ストッキングに穴を穿った。初めは小さな穴だったが、そこを起点にして、乱暴に布地がどんどん噛みちぎられていく。大袈裟に首を左右に上下に振り乱して、男は私の急所を覆う布地をズタズタにしていった。私は、ライオンに屠られる草食動物のような気分だ。

「さぁて、後はパンティだけだ。ふふふ、よーく湿ってるじゃないか」
否定したかった。だけど、股間に感じる熱は、明らかに欲情を告げていた。私はもう首を横にして、固く目を瞑っているしかなかった。
「ほら、濡らしているだろ、俺に嵌められたくてしかたないっていってるぜ、下のお口のほうはよぉ」
「あぁぁっ、やめ、ってぇっっ…」
課長の膝が、私の腿の上に乗っかってきた。体重をかけられ、両脚が割開かれた。足をバタつかせて振り払おうにも、もう力が入らない。もう足首を捕まえている必要はなくなった。課長の両手を自由にさせてしまったのだ。
課長の左手はブラウス越しに私の胸を襲った。そして、右手は、今やストッキングの覆いを引きはがされたパンティのクロッチ部分をこすっては、染み出してきた私の愛液を掬いあげた。
「ほら、エロい匂いと味だ、否定できんだろ、えぇ?」
「むむぅぅぅぅ」
たっぷりと湿った中指が、私の口の中に侵入してきた。口腔壁に、擦り付けるように、指が暴れまわった。私はむせ返ってしまう。
「ぐ、ぐふっ、ぐぅぅぅ…」
「これでよく分かったろう。ほら、おねだりしてみろ。もっとオマンコイジメてください、おチンチンが欲しいんです、ってな」
「…はぁ、はぁ、ぁ、だ、誰がそんなこと…言いません、絶対に!」
「そういうなって。しばらく俺の女になれよ。何、添田と別れろなんて野暮なことはいわないさ。しばらく抱かせてくれたら自由にしてやるからさ」
「…」
「西村と前島にも俺の方からよく言って聞かせておくぜ、あんまりいじめるなってな」
「…」
課長の手が私の両方の胸をブラウス越しに握りしめた。握り潰されそうな程に力が込められて、私は叫んだ
「い、痛い、放して!」
「おい、また俺の機嫌を損ねる気か?あの音声、人事に送りつけたらどうなるか、わかってるんだろ?添田のやつは懲戒免職間違いなしだ。それでもいいのか、ああ?」
「ああ、分かりました、抱かれます、抱かれますから、もうっ…」
「抱かれます、だと?お前、立場分かってないなぁ」
笹山課長は、私に服従のセリフを強制してきた。私は首を左右に振り立てて拒んだ。ついには、私の頬に平手が浴びせられた。
「ぶ、打たないで!」
「俺は気が短い。あんまり待たせるとまた…」
右手が再び大袈裟に振り上げられると、私は恐ろしさに負けてしまった。
「言います、言いますから…私、セックスが、したい。笹山課長と、セックスさせてくださいっ!」

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