恥獄パンデミック 若妻美容師 弥穂の場合 > 第1章 新生活、最初の躓き
[あらすじ]
人妻で美容師の弥穂は、夫の零士とともに小さなヘアサロンを開業する。だが時を同じくして、新型ウィルスの伝染病が日本で猛威をふるっていた。

客足は遠のき、ついにはロックダウンで街はゴーストタウン状態に。
ウイルスの全世界的な拡大を前に、夫婦の蓄えはみるみる枯渇していく。
友人で、地元の信用金庫に勤める下村にだまされ、零士は筋の悪い金を掴まされる。やがてヤクザまがいの借金取りが現れ、零士は強引に危険なウイルスの"除染現場”へと連行されてしまった。

最愛の夫と引き裂かれた弥穂。零士が過労によって倒れたことで、「返済の代わりに」と、弥穂は借金取りたちによって身体を弄ばれ、犯されてしまった……。

縋るような思いで下村に助けを求める弥穂。だが、卑劣漢の本性を現したその男の手で、決して引き返せない、性の奈落へと引きずりこまれていった…… 。

2026.01.23 永井 亮
凌辱、NTR
読者タグ: なし

店の前で呆然と立ち尽くす弥穂に、鷹藤が近づいてきた。
「奥さん、せっかくだ、この風俗王から話だけでも聞いておかないか?」
馴れ馴れしく、弥穂の肩を押して、店の中に押し込め、待合スペースのソファにどかっと腰かけてはふんぞりかえる鷹藤の姿を弥穂はキッと睨みつけた。ほんの数分前に夫の零士と交わした約束を早速反故にしようという男の非道が、許せなかった。
「そう怒るなって。なに、旦那が頑張ってる間は無理にとは言わんよ。だけどよぉ、正直まともな人間が長期間耐えられるような仕事じゃねぇんだ。夫婦で痛みは分け合うのがいいんじゃないかって思ってよぉ。話だけ聞いておいて損はないぜ」
「け、結構です。もう今日は帰ってください。もし主人が耐えられないときは、その時に改めて相談させていただきますから、今日はもう……」
弥穂は、怒りの気持ちを押し殺した。今は、怒りをぶつけるよりも、一刻も早くこの外道達から解放されたかった。一人になって、気持ちを落ち着け、対策を練る必要がある。なんなら友人、場合によっては警察に相談することだってできるはずだ。
「そうかい。だが、もし旦那がダウンしたら、その時は容赦しないぞ。問答無用で一番単価の高い店に売りつけるからな。子安、その時はまた頼むわ」
「了解っす。脱法店なら普通の店の倍は稼げるんじゃないっすかね。俺の店の中だと、例えば青姦専門店とか?いまみんな夜間の外出自粛でしょ?おしゃれなスポットとかでも夜は人気がないから、案外無理なくやれちゃうんですよぉ?あとは、奥さんの場合なら、逆デリとか?要するに奥さんのお家にお客さんを招待するんですよ。これは、場所代も込みだから相当儲けられますよ」
「そ、そんな話、聞きたくありません。もうたくさんです。とにかく、お引き取りください!」
弥穂が思わず叫ぶと、鷹藤と子安はようやく立ち去る気配を見せた。だが、その瞬間、弥穂の視線の先に四角い物体が飛び込んできた。先刻零士が床に叩きつけたスマホだ。夫は、連絡手段も持たずに、見知らぬ地へ連れ去られてしまったのだ……。
弥穂は、頭が真っ白になった。立ち去ろうとする男二人に対して咄嗟に、「ま、待って、待ってください」と叫んだ。
「……しゅ、主人の行先を教えてください。携帯電話を忘れていったみたいなんです……」
憔悴しきった様子の弥穂の様子に、鷹藤はにんまりとする。手負いの獲物を見つけた肉食獣のようにアドレナリンがたぎる。獣欲を押し殺すように、鷹藤が返す。
「ほう、それは困りましたなぁ。なにせ、相手は堅気の世界の人間じゃないからなぁ、俺もあんまり深くは付き合わないようにしてるから、よく知らんよ」
「う、ウソです、そんな、さっき電話して、すぐにここに来たじゃないですか!」
「いや、知っているのは電話番号だけだ。あいつらがやってるのはいわゆる『貧困ビジネス』ってやつだろ?はっきりいって違法だよ。警察も今は必要悪として見逃しているが、いつ捜査の手が及ばないとも限らん。うちのように真面目に、誠実に金融業を営んでいるところにとっちゃぁ、とにかく深く関わらない方がいい相手だよ、はははは!」
 どう見ても鷹藤自身こそ筋モノのオーラを纏っているのだが、弥穂は口には出さず、低姿勢で懇願し続けた。
「で、でしたら、どうかバスを、主人の乗ったバスをここまで引き返してくれるようにお願いしていただけないかでしょうか?」
「それこそ土台無理な相談さ。奴らは分刻みで仕事をしている。現場は一分一秒を争っているんだ、分かるだろう?不要不急の髪切り屋なんかとは大違いさ」
どさくさに紛れて夫婦の生業を侮辱されても、弥穂は言い返すことも出来ず、ただ悲嘆にくれ、目に悔し涙を浮かべるしかなかった。
「ああ、どうしても、ダメなんでしょうか……こんな形で、主人と離れ離れになってしまうなんて、ああ、私気が狂ってしまいます……」
「おうおう、新婚カップルは熱いねぇ、妬けるよ、まったく。まあ、奥さんの優しさに免じて一つアイデアを出してやれないこともないが」
「本当ですか!?ありがとうございます、どうか、どうかお願いしますっ!」
無理やり夫を連れ去った相手に礼を言わされる理不尽さよりも、夫と連絡が立たれてしまう不安の方が強かった。交際時代から、弥穂は零士に付き従ってきた。大事なことは何もかも零士に判断を委ねてきたのだ。この過酷な状況で、零士の声が聞けなくなると思うと、弥穂はパニック状態に陥らんかというほど不安になっていた。
深々と頭を下げる弥穂は不意に、頭頂部に不思議な固い感触を感じた。顔をあげると、不気味なほど隆起したボクサーブリーフが突き出されているではないか。鷹藤は、いつの間にか、ズボンを脱ぎ捨てていたのだ。
「きゃっ、な、何をするんです!」
「何をって、それを言わせる気か?何事もタダってことはないぞ。分からないか、これを見ても」
「わ、分かりません!早く、服を着てください」
「鷹藤さん、いいっすね、この奥さんの反応。こりゃあ、ほとんど男を知らない感じですよ。こういう初心な若妻ってのが、一番市場価値高いっすから。とっとと旦那さんにはギブアップしてもらいましょうよ」
「そうだよな、俺もそう思うぜ。じゃあ、あいつらには旦那のことは思いっきりコキ使ってもらうように言っておくよ」
「やめて、そんな、酷いことは……」
「ん?やめてほしいか?じゃあ何すればいいか、わかるよな?」
鷹藤は、催促するように、巨大な肉茎をムク、ムクっと持ち上げて見せた。
見てはいけないものを見たかのように、弥穂は嫌悪感を露わにしながら、視線をあさっての方向へ逸らす。痺れを切らしたように、子安が弥穂に現実を突きつける。
「奥さん、こうなったら男は収まりがつかないんだよ。それを鎮めるのが奥さんのお、し、ご、と。人にものを頼む時は、まず自分から施しを与えないとね」
「そんな……私には、夫がいるんです、出来ません、そんなこと……」
「その旦那の声が聞きたいんだろ?だが、連中はあくどいからなぁ、逃亡防止のために基本的に作業員から財布は没収すると聞いた。すると公衆電話を使うことすら難しいんじゃないか?」
「ああ、なんてひどいの、あんまりだわ……」
「なに、俺も鬼じゃねぇ、旦那にも悪いから、いきなりハメさせろとは言わんよ。手と口で俺を満足させられりゃあ、ひとまずはそれでいいさ」
 散々逡巡した末、弥穂はついに鷹藤の脅しに屈し、巨棒の前に膝をついた……。

仁王立ちになった鷹藤の腰から、震える手つきでボクサーブリーフを下ろしていく。反り返った男根が引っかかってなかなか進まない。不意に、ブリーフのゴムの部分をから亀頭部分が勢いよく飛び出す。しなった弓が矢を弾くように、凶器は弥穂の眼前を上下にブルん、ブルんと暴れた。
(こ、こんなに、大きいの……)
夫の零士のそれとは、似ても似つかない。鷹藤のペニスは、同じ人間の、同じ器官とは思えないほどで、野生生物のそれを思わせた。肉食獣にロックオンされた草食動物さながらに、弥穂は逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
(耐えるのよ、とにかく早く終わらせなくては……)
 恐る恐る、両手を肉刀に添える。毒々しく脈が浮き出たそれは、燃え盛らんばかりに熱い。弱々しく握った手を、前後に扱いて見せるが、おぞましさと、夫へのやましさから、つい中断してしまう。
「サボってんじゃねえぞ、コラ!」
鷹藤は、怒声と共に、腰を左右に振り立てる。すると、長槍が弥穂の頬にパチン、パチンと往復ビンタを食らわせる形となった。痛みこそ大したものではなかったが、惨めさから弥穂の可憐な頬が引きつる。
「鷹藤さん、こういう女はむしろ手は使わせないほうがスムーズだったりするんっすよ。ほら、こうしましょうよ」
後ろに回り込んだ子安が、弥穂の両手首を掴み、力任せに背中側にひねり上げる。
「痛いっ、何を……」
いつの間にか、店の奥から拝借してきたのだろうか、子安の手にはフェイスタオルが握られている。目にもとまらぬ速さで、背中の上で束ねられた手首が、タオルによって拘束されてしまう。卑劣漢二人の前で、両手の動きを封印されている状況の危険さに、弥穂は身震いした。
「はい、あーんしな」
 子安が弥穂の鼻を摘まみ上げる。すると、反射的に口が少し開いてしまう。すかさず、鷹藤の怒張が、口唇を穿った。
「む、むぐぅぅっっ……」
 野太い肉塊で口腔内を満たされ、弥穂の顎は痛いほど開かされた。逃れようとする弥穂の後頭部をゴツゴツした鷹藤の指ががっしりと掴み、グイグイと手前に引寄せる。切先はついに喉奥に到達した。むせ返るような嘔吐感が込み上げてくる。眉根は八の字に歪み、目には涙が溢れている。
「おぅおぅ、ソソる表情だぜ、これは。たまんねぇ」
「マジ最高っす。なんだろう、どこまでも苛めたくなる顔ですね」
 卑劣漢達の品評に抗議する余裕もなく、弥穂はただ呻き声をあげるばかりだ。気まぐれに、鷹藤が肉刀を引き抜くと、
「ちょっと立ちっぱなしじゃあ疲れるな。これ、借りるぜ」
と言って、下半身を剥き出しにしたまま、シャンプー台の前のリクライニングチェアにドカっと横たわった。真っすぐに天を突いた自らの剛直を指す。仕草だけで、「しゃぶれ」と無言の要求を突きつける。弥穂は、膝立ちの姿勢のまま、我が物顔で振る舞うこの男を悔し気に睨みつけている。
「ほらほら、鷹さんが機嫌損ねないうちにさっさとやりな」
 子安が膝で弥穂の背中を小突き、尻をパチーンとビンタしながら、屹立する剛棒へと追い立てる。
「や、やめて、やめなさい!」鷹藤はともかく、この子安という男は自分より三つも年下だ。そもそも子安に対して借金があるわけではないのだ。部外者の若者にまで足蹴にされる筋合いはない。
だが、若くして売春組織を築き上げたこの男は、その残忍さ故に「狂犬」と恐れられていることを弥穂は知らない。
「いいねぇ、そういうの。嫌いじゃないよ、じゃじゃ馬ならしか。ほら、これでどうだ!」
 子安の手が、弥穂の栗色に染めたミディアムボブの髪を乱暴に掴み上げ、思いきり鷹藤の待つ方へ引っ張り上げた。
「いぃぃぃ、痛い、やめて、もうやめてください!」
痛みに屈し、弥穂は逃げ惑うように鷹藤の股間へと追いやられた。
「なんだ、案外根性ないなぁ。抵抗するなら思いっきりしてくれよ、その方がいたぶり甲斐があるんだからさぁ」
「おいおい、子安、あんまり手荒なことをするんじゃないよ。まだ奥さんは売られたわけじゃあない。調教は、お前の店に入店してからにしてくれや」
 鷹藤が子安の乱暴ぶりを窘めるも、目はニヤついてる。暴力的な男が、自分以外にもう一人いることで、女はその抵抗心を大いに削がれる。これまで子安と組んで何度も気丈な女を落としてきた経験から、鷹藤はそのことを熟知している。

 本来はサロンの客にシャンプーを施すはずのリクライニングチェア。我が物顔で寝そべった鷹藤の前に跪き、弥穂は再びその分身に口を寄せた。相変わらず、両手は後ろ手に縛られている。鷹藤の勃起を鎮めるには、舌と、それから唇を使って舐めしゃぶる以外に方法はない。
弥穂の舌技は、稚拙だった。何せ、弥穂は零士以外の男を知らない。また、夫婦の営みは、専ら夫の零士の方が弥穂を愛撫する役割だった。実際、弥穂が夫のペニスに口を寄せたのは、片手で数えるほどの回数しかなかった。
 鷹藤は、単調で迫力にかける弥穂の舌技に業を煮やして、あれやこれやと注文をするが、どうも要領を得ない。すると子安が自分の出番とばかりに立ちあがった。
「多分、あれっすね、奥さん自身が気分ださないと、上手くならないんじゃないですかね」
そう言うと、子安は弥穂の背後に腰を落とし、白のブラウスを大きく押し上げた双乳をムギュ、と鷲掴みにした。
「い、イヤっ、何をするの、放して、放しなさい」
 思わず上半身を左右に振り立てて魔手を振り払おうとする。だが、すかさず子安の五指が、弥穂の美髪の中に潜り込む。先ほど髪を乱暴に引っ張られた時の痛みの記憶がまざまざと蘇る。
「あのさぁ、フェラ奉仕は何があっても継続するんだよ、これ基本だから。勝手に止めたりしたら、粗相にあたる。いいかい、粗相をしたら、罰があるから。それくらい、分かるよね?」
 子安は悠々と弥穂の巨乳を揉みこんだ。弥穂がもはや抵抗せず、おずおずと口唇奉仕を再開したことを確認すると、今度は、ブラウスのボタンを外し始めた。
「む、むぅ、そ、そえはぁっ……」
口内を太幹で埋められ、満足に言葉を発することもままならないまま、首を捩じって後方の子安に抗議をする。恰好の口実を見つけ、子安はすかさず罰を加える。
「なんか文句あんの?こうしてあげよっか?」
子安の指がブラウスの合わせ目に潜り込み、乱暴に左右に割開いた。ボタンが、バチバチバチと音を立て、弾け飛ぶ。哀れな若妻は、淡いブルーの、光沢感のあるブラジャーを二人組の淫鬼の前に晒す形となった。
「ほほぉ、奥さん、着やせするタイプだな。想像以上のデカパイだぞ、これは」
 ブラに包まれ、形よく張り出した双丘に、鷹藤は目を見張った。視覚から飛び込んできた若妻の恵体が脳を強烈に刺激し、海綿体へと血液の急流をもたらす。ビクン、ビクンと怒張が弥穂の口腔内で暴れる。
「さ、モミモミしてやるから、テンション上げていこうぜ」
子安の両手が、弥穂の乳房を襲う。たっぷりとした質量を測るように、下からすくいあげたり、ブラに収まりきらない上乳をツンツンと突いたりして、若妻の反応を伺う。初めこそ嫌悪感を露わにしながら、眉間に皺を寄せるだけだったが、子安の指がブラの下から中に潜り込んだ途端、息遣いが荒くなってきた。
「乳首の感度も、デリ嬢にとっては重要な評価ポイントだからね、よぉく調べておかなくっちゃね、ふふふ」
 子安はもう勝手に弥穂を自分の店で働かせる気になっている。抗議しようとした矢先、両手の中指が敏感な突起をピンっと弾いた。その刹那、両の乳首を中心に全身へと電流のような刺激が走る。ゾクゾクするような熱と強張りが、頭の先からつま先までを満たす。
(そんな、ダメよ、こんな男に……)
 零士と初めて肌を重ねてからというもの、何度も何度も乳首を愛撫されてきた。零士の前戯は毎度念入りだった。零士自身、弥穂の双丘とその頂にある可憐な突起を溺愛していた。そうした夫婦のルーティンは、若妻の性感帯を著しく発達させていたのだ。
刺激に対して、あまりにも素直に反応を示してしまう自らの成熟した性に、弥穂は狼狽えた。そうした反応は、愛する夫の指に限らず、子安のような最低な卑劣漢のそれによってすら引き起こされてしまう、そのことが泣きなくなるほど悲しかった。
「すげぇっすよ、鷹さん。このスケ、みるみる乳首ビンビンに立てるんっすよ」
「……やめて、言わないで……」
「おや、奥さん乳首が感じるのか?」
「……」
答えようとしない弥穂を、鷹藤がどやしつける。
「乳首責めは好きなのかって聞いてんだよ、シカトしてんじゃねぇぞコラ!」
 呼応するように、子安が中指と親指を使って、両の乳首をきつく抓り上げた。
「いぃぃぃぃ、痛い、痛いです!」
 敏感になった乳首は、痛みにも対しても脆い。たまらず、弥穂は、「うぅ、感じます、感じますから……」と涙声で認める。
「そうか、で?それは生まれつきか?それとも旦那に開発されたのか?」
「それとも、オナニーしながら自分で育てていったの?っははは」
「うぅぅ、わかりません……、ああっ、い、いっ痛い!」
返答が面白くないぞ、とばかり子安が乳首虐めを再開した。たまらず、弥穂は口を滑らしてしまう。
「わ、分かりません、けれど、夫には、うぅぅ、よく、触ってもらっていました……」
「へぇ、妬けるなぁ、それは。じゃ、ご主人に乳首いじられていると思って、気持ちこめながら鷹さんのチンポしゃぶりなよ。ほら、ほら」
子安は、中指の腹で若妻の勃起乳首を時計回りに転がしたり、そうかと思えば逆回転をしたり、あるいは指の先で微細な振動を加えたりと多彩な愛撫で、弥穂の官能を溶かした。乳首への刺激を通して、夫との性の営みの記憶が嫌でも呼び覚まされ、弥穂はポッと頬を上気させている。吐息にもいくらか艶めかしさが加わる。挙句の果てには、鷹藤の巨根の上を這う舌遣いまで情熱的な色彩を帯び始めるではないか。
「弥穂、お前急にエロっぽくなりやがって。実はフェラもしっかり仕込まれてたんじゃないか?」
「むむぅぅ、ち、ちらいまふ……」
肉塊を頬張って、うまく言葉を発することのできない若妻を鷹藤はたまらなくいとおしく感じ、思わずその頭をヨシヨシと撫でさすった。他人の妻を自分の女のように呼び捨てにする快感も相俟って、鷹藤は急激に昂ぶりを覚えた。いつの間にか、射精の限界が近づいていることを自覚し、困惑した。
「この反応だから、こっちの方はもうトロトロなんだろうなぁ」
子安の指が、弥穂のスキニージーンズのホックをパチンと外す。すると、あっという間に右手を中へ突っ込んだ。タイトなジーンズなので、好き放題に中を弄り回す自由は効かなかったが、それでも子安の五指は巧みに弥穂の急所を探り当てた。パンティ越しに、ぷっくりとした肉芽の隆起を発見すると、スリ、スリっと引っかき始める。唐突に核心を攻め立てられて、弥穂はひとたまりもない。ビクンっ、と身を跳ねさせて、悶える。
「あ、あぅぅぅぅ、だ、ダメ、むぅぅぅぅ」
 若妻が性の喜びに火をつけられ、そしてそれを懸命に押しとどめようと藻掻く様は、たとえようもなく凄艶だ。
(くそ、なんてエロいんだ、これほどまでとは……)
輸精管が、ミシミシと悲鳴をあげながら脈動している。鷹藤は、想定をはるかに超える収穫を前にして、精の濁流を押しとどめることができなくなった。
もはや引き返すことができないことを自覚すると、鷹藤はガバっ、と弥穂の後頭部を鷲掴みにした。さらに、そのまま掴んだ頭を乱暴に上下させ、自分の腰も思い切り突き上げた。
「ほら、弥穂、出すぞ、口の中に出してやるからな、こぼすんじゃないぞ、オラぁぁあ!」
ただでさえ巨大な豪棒が、ドクン、ドクンと膨れ上がりながら波打つ。先端からは、熱い飛沫が放たれる。鷹藤は、巨根を最深部まで深く埋め込んでいるので、白濁は喉奥を強かに打ちつけた。脈動は延々と続き、底なしとも思えるほどの量のザーメンが、口腔内を満たす。
顔の肌に絡みつく陰毛のざらついた感触、鼻孔を刺激する雄の性臭、喉奥への強烈な異物感、そして舌の上を覆いつくすような大量の汚濁の苦み、それらすべてが、弥穂に吐き気を催させた。
声にならないうめき声、そしてくっきりとした両目から流れ落ちる涙で、弥穂は必死に許しを請うている。だが、その姿がさらに獣欲を掻き立てるのか、鷹藤はかえって勢いよく腰を痙攣させながら、体内に残るすべての邪悪な劣情を振り絞る。 

永遠とも思えるほどの長い射精を終え、鷹藤が一気に肉刀を引き抜いた。解放感から、むせこみ、汚物を吐き出さんというその瞬間、弥穂は顎を子安に押さえつけられ、口を閉ざすことを余儀なくされた。
「はいはい、勝手に吐き出さなーい。よーくお客様のザーメンは味わうんだよ。ほら、もぐもぐしてさぁ」
口内に横溢した白濁の苦みに、弥穂は固く眉を歪め、イヤイヤをするように首を左右に振るが、子安の手からは解放されない。
「舌でしっかり味わったら、口を開いて、いただいたザーメンをお客様にお見せするんだ。絶対、吐き出すんじゃないぞ!」
弥穂は、むせこみそうになるのを懸命にこらえながら、なんとか口を開いた。口の端からいまにもあふれそうなほど、大量のザーメンがたっぷりと口内を満たしている。
「じゃ、仕上げにそのまま、口を開けたまま、『お客様のザーメン、ありがたく飲ませていただきます』って言うんだ」
(飲むって、そんな……)ショックのあまり、大きく目を見開いた。この不快な粘液を飲み込む等と、想像さえしていなかった。逡巡している弥穂を尻目に、子安は今度はブラのホックを外し、さらには弥穂のスキニージーンズをずり下ろそうとしてくる。ぐずぐずしているとこのまま裸に剥くぞ、そういわんばかりの手つきだった。
パニック状態になった弥穂は、ついには命じられるまま、隷従の台詞を口にした。
「おひゃくはまの、だぁめん、あいがはく、のまへていはらひまふぅ、うぅぅぅ」
 溢れる汚濁を口腔内に抱えながらも何とか言い終えると、弥穂は覚悟を決めて、固く目と口を閉じ、ゴクリ、ゴクリと汚濁を嚥下していった。舌を覆う不快な味から一刻も早く解放されたい一方で、生理的な拒否反応からか、少しずつしか飲み下すことが出来ない。結果的に、鷹藤の邪悪な精液と気が遠くなるほど長く味わわされる羽目になってしまった。その様を、二人の悪漢は、恍惚とした表情を浮かべながら鑑賞していた。

「もう、十分でしょう?早くこれをほどいてください!」
苦痛極まる精飲を終えてもなお、弥穂は両手首の拘束を解かれていない。それどころか、子安はねちっこく弥穂にまとわりついて、少しずつ残りの着衣を引きはがしにかかる。すでにブラの背中のホックは外されており、肩ひもを引き抜けば、乳房全体が露わになってしまう。子安の指が肩ひもを弄り、時折引っ張っては、パチンと弾く。「もう、いい加減にして、終わりにしてよ!」このままではズルズルと嬲りつづけられ、ついには裸にされてしまう。焦燥感から、弥穂は思い切り声を張り上げた。だが、それが子安を刺激してしまった。
「よぉし、じゃじゃ馬調教プレイに切り替えだ。ほら、これでもくらえ!」
子安は、弥穂の頭を床に押し付け、反対に持ち上がった尻のジーンズ越しに激しくスパンキングを加えた。「やめて、やめなさい!」
弥穂の抗議も虚しく、子安の両手がジーンズの腰の部分にかかる。タイトな生地だったが、男の力では簡単にずり下げられてしまう。中から、ブラとそろいのライトブルーのパンティが露わになる。
「おやぁ、エロいにおいがしてくるぞぉ」
揶揄うように言いながら、子安がわざとらしく鼻をクンクンと鳴らし、若妻の秘部のあたりを嗅ぎまわる。その様子を、チェアに寝転がった鷹藤が高笑いをあげながら見物している。(もう、我慢できない、こんなこと、絶対に許せない!)
弥穂は、もう辛抱の限界とばかり決然と立ち上がり、店の奥へと走った。体を振り乱すうちに、いつのまにか手首を戒めていたタオルの結び目が少しずつ緩んでおり、ついにはほどけ落ちた。弥穂は、とっさにワゴンの上に置かれた鋏を手に取り、両手でしっかりとつかんで先端を悪漢達へと向けた。
「近寄らないで!」
 思わぬ抵抗を見せる獲物に、子安は頭に血が上った様子だ。腕まくりして、今にも若妻に襲い掛かり、その凶器を奪い去ろうと身構えていた。だが、後ろから鷹藤がその肩を叩いて言った。
「ま、今日のところは、奥さんの勇気に免じて、この辺にしておこうじゃないか。お前はスッキリしないだろうから、すまないが」
子安は、ブツブツと文句を垂れたが、最後には鷹藤に従い、「奥さん、俺のところで働くときはみっちり扱いてやるから、覚悟しろよ」と捨て台詞を吐いて、店を出て行った。
「おっと、忘れてた。このスマホは、旦那に届けてもらうようにするから、安心しな」
 鷹藤は、床から零士のスマホを拾いあげると、恩着せがましく言った。

「鷹さん、なんでなんすか?あのまま裸にひん剥いて、夜通しハメ倒せば、あの女落ちてたと思うんっすけど」
「ふん、俺はなぁ、一番食いたいものは最後まで残しておくタイプなんだよ。あの女、気に入った。じっくり少しずつ落としたいんだよ」
 鷹藤がいやにあっさりと引き下がったことを怪訝に思いながら、子安は肩をすくめた。

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