[あらすじ]
人妻で美容師の弥穂は、夫の零士とともに小さなヘアサロンを開業する。だが時を同じくして、新型ウィルスの伝染病が日本で猛威をふるっていた。

客足は遠のき、ついにはロックダウンで街はゴーストタウン状態に。
ウイルスの全世界的な拡大を前に、夫婦の蓄えはみるみる枯渇していく。
友人で、地元の信用金庫に勤める下村にだまされ、零士は筋の悪い金を掴まされる。やがてヤクザまがいの借金取りが現れ、零士は強引に危険なウイルスの"除染現場”へと連行されてしまった。

最愛の夫と引き裂かれた弥穂。零士が過労によって倒れたことで、「返済の代わりに」と、弥穂は借金取りたちによって身体を弄ばれ、犯されてしまった……。

縋るような思いで下村に助けを求める弥穂。だが、卑劣漢の本性を現したその男の手で、決して引き返せない、性の奈落へと引きずりこまれていった…… 。

2026.01.23 永井 亮
凌辱、NTR
読者タグ: なし

時彦のマンションは、四谷駅から徒歩五分のエリアに立地していた。玄関先で弥穂を迎えるその青年は、想像と随分異なっていた。「引き込もり」という単語から連想されるような根暗な雰囲気とは全くことなり、長身の瘦せ型で、甘いマスクのプレイボーイ風の大学生が出てきて、弥穂は戸惑った。
「あの、荷物を届けにまいりました」
「ああ、ありがとう。弥穂さんだよね?ふふ、ほんとにキレイな奥さんだね。ちょっと緊張しちゃうよ。ほら、上がって」
 スタイリッシュで都会的な印象の室内は、生活感すらほとんど感じられないほど片付き、掃除が行き届いていた。とても、引きこもりの大学生の居室とは思えない。 洗濯カゴにも、Tシャツが何枚か入っているだけだ。
「あの、お掃除も、お洗濯も特に必要ないように見えますけど……」
「ふふ、偉いでしょ?美人でエロい若妻さんが来てくれる、ってきいたから頑張って片付けたんだ」
「……」
 どうやら、時彦は麗奈から弥穂の立場をすっかり聞き及んでいるらしい。言葉のトーンや、弥穂を見つめる時彦の視線のギラつき具合がそれを物語っている。まさか、麗奈は義理の息子までもけしかけようとしているのか……弥穂は胸の鼓動が急激に高鳴るのを感じた。
「床の水拭きがまだなんだ。ちょっと疲れちゃったからさ、よろしく」
荷物を届けてすぐに引き返すという希望は打ち砕かれた。弥穂は、バケツに水を張って、フローリングの床を磨きあげていた。毎日のように筑摩邸でやらされている作業だが、時彦の視線が尻の辺りに突き刺さるのを感じて、弥穂は胸騒ぎを隠しきれない。(見えて、ないわよね……)
今日の弥穂は半袖、膝丈のワンピースを纏っていた。前開きのボタンタイプのワンピースで、色はライトパープル。夏らしい涼感を感じさせるような軽やかなボタニカル柄だ。
床掃除をさせられることになると分かっていれば、ジーンズを履いていただろう。しかも四つん這いの姿勢では、前から首元のやや大きめのv字型の切れ込みからブラの端が見えてしまう。
腕組みした時彦が弥穂の後方から時折前方に回り込んで覗き込むように首を折り曲げるのが視界に入って、弥穂は頬を赤らめる。鴻上ら中年男性に辱めを受けるのとはどこか異なり、いつも感じる以上に恥ずかしかった。
「あ、あの……ちゃんとお掃除しますから、おかけになってお待ちください……」
「はは、失礼失礼。弥穂さんのお尻、すっごくむっちりしてて、つい見とれちゃった」
「お、おっしゃらないでください……」
 自分より八つも年下の美青年に性的な視線と言葉を投げつけられ、弥穂はすっかり翻弄されてしまっている。
「でも、そんなに物欲しそうにお尻クネクネしておいて、見るなって方が無理だとおもうんだけど?」
「し、してません、そんなこと……」
「はいはい。まぁ、床の方はそれくらいでいいや。次は浴室お願い。浴槽と、排水溝。僕、ちょっと苦手なんだよね、排水溝の掃除。前まで元カノがいつもやってくれてたんだけど、最近別れちゃったからさ。サボり気味なんだ。丁寧に頼むよ」
「バスルームもですか……」
 弥穂は、困惑した。ふんわりとしたフレアのかかった袖が濡れてしまいそうだ。時彦は相変わらず弥穂の身体を視姦することをやめようとしないので、まさかワンピースを脱いで下着姿になるわけにもいけない。
「あの、なにかTシャツか、ジャージか、お借りできないでしょうか……」
「え、Tシャツ?ああ、元カノが置いていったやつがあるから、それを着るといいよ」
 時彦は寝室のクローゼットから着替えを持ってきて弥穂に差し出した。白い女性者のチビTと、ホットパンツだ。時彦の元恋人は、おそらく相当スレンダーな体型だったのだろう。どちらも頼りないほど小さなつくりで、もし弥穂が纏えば、はち切れんばかりに窮屈な見た目になることは間違いなかった。
当惑した表情を浮かべる弥穂に、時彦が舌打ちする。
「え、何、気にいらないの?ならいいよ、着なくてもほら、早く初めて、ほら!」
時彦が、苛立ちまぎれに蛇口を思いきり捻ると、シャワーヘッドから勢いよく冷水が飛び出す。強烈な飛沫が、弥穂のワンピースを瞬く間に水浸しにしてしまった。
「あ、ごめんごめん。僕、シャワーの水圧にはうるさくってね、最近工事してもらって水圧高めてもらってたの忘れてた。弥穂さん風邪ひいちゃうよ。脱いだら?」
「ひ、ひどい……」
 時彦の行為が故意によるものだということはほとんど明らかだったが、正面切って抗議する勇気がどうしても持てない。何せ、相手は省三の血のつながった息子なのだ。(性格の陰険さ加減はどちらかというと血のつながっていない麗奈に似ているような気がするが)
 水に濡れすぼったライトパープルのワンピースは、ぴったりと弥穂の身体に張り付き、その下のブラとパンティの黒いシルエットを浮かびあがらせている。ブラは、小さめのハーフカップで、上乳が圧迫されて飛び出している。パンティはといえば、後ろの腰回りにゴージャスなレースが広がっているが、尻を覆う布地は皆無で、太さ二センチ程度のラインが尻肉を二つに割るように食い込むTバックスタイルだ。フロント部分も、尻と同様に際どい切れこみで、かろうじて割れ目を覆うのがやっとだ。
「はは、大人しそうな服着てる割には、中の下着はすごいんだね」
「ああ、見ないで、そんな……」
「エロい下着集めるのが趣味なの、弥穂さんは?それともご主人の趣味なのかな?」
 弥穂は、麗奈に命じられて、持っていた下着を一枚残らず廃棄させられ、代りに麗奈の使い古し(といってもほとんど新品同然のものが山のようにあった)をあてがわれていた。どんなときも男を興ざめさせることがないように、ということなのだが、弥穂が自分では決して買い求めることがないような過激なデザインのものばかりだ。弥穂は零士に気付かれはしまいかと気が気でなかった。
 無遠慮な視線のせいか、あるいは冷水で身体が冷え切っているせいか、小刻みに震える弥穂の身体を時彦が長い両手で後ろから抱きかかえた。
「い、いけません、時彦さん、ダメ!」
「いいからいいから。全部脱いで、ほら、お湯で温めてあげる」
「ひ、いや、いやよ」
 背中のあたりに、時彦の固いものがあたるのを感じる。いつのまにか、ジーンズもTシャツも脱ぎ捨てて、ボクサーブリーフ一枚になっているではないか。
 時彦は、弥穂の耳朶を甘噛みしたり、耳の中に舌を潜り込ませたりして翻弄しながら、一つずつワンピースのボタンを外しにかかる。胸元まで露わにされたその瞬間、弥穂は百八十度向き直り、力の限り時彦を押し返した。
「ば、バカにしないで!こんなまでされる筋合いはないわ!」
「ふーん、やっぱ多少乱暴にされないと気分でないのかな」
 時彦は、冷たい笑みを浮かべながら、一番上のボタンを解かれたワンピースの胸元に手をかけると、そのまま思いきり左右に割開いた。ブチ、ブチブチブチ!と白い小さなボタンが浴室の壁や床を叩く音が響く。
「何をするの、う、うぅぅ」
 抗議しようとする弥穂の頬を、大きな右手が掴みあげる。懸命に抗おうとバタつかせた両手も、時彦の左手に捕捉され、そのまま頭の上に持ち上げて、浴室の壁に押し付けられる。ちょうど、映画「フィフティ・シェイズ・オブグレイ」のポスター写真のように、弥穂は無防備な唇を長身の青年の前に晒している。鼻に突くナルシシズムを漂わせながら、美形の時彦が迫る。
「それともキスのご褒美がほしいのかな」
 時彦の唇が迫る。顎をがっしりと掴み上げられているので、逃れようがない。せめて舌の侵入は回避しようと歯を食いしばる。時彦は左右の脚の間に膝を割り込ませ、股間に妖しい摩擦を繰り出して弥穂を誘惑する。
(ああん、そんな……)股間にジーンと痺れ、背筋がざわつく。食いしばった歯も、いつのまにか緩んでしまい、ついには時彦に舌まで吸い上げられる結果となった。口内の唾液を全て飲み干さんかというほど情熱的なディープキスに、頭がクラクラしてくる。時彦は、今度は自らの口内の唾液をかき集めては、弥穂の舌上に垂らし始めた。唾液をまぶしつけるように、舌で舌を愛撫されると弥穂は顔を上気させてしまう。
「ははは、奥さん、ちょろすぎじゃないか。もう少し我慢するのかと思ったら。ずいぶん好きなんだね」
まだ二十歳にもならない時彦に翻弄され、そのことを揶揄われている。弥穂は女の弱さの沼に足を取られる自分を叱咤するように、再び両手両足をバタつかせようとする。
「ふふ、無理に抵抗しなくったっていいんだよ。結局最後は僕にハメられて、ヨガリまくることになるんだから」
「そ、そんなこと、させないわ!」
「まあいいや。あんまり簡単に墜ちちゃったらつまらないからね。じゃ、こっちの様子を見てみようか」
 時彦は、弥穂の顎を掴んだ手を放し、ハーフカップのブラジャーを襲った。肩紐のないチューブトップタイプのブラは、いとも簡単に双乳から引き剥がされてしまう。重たげな乳房がたっぷん、と弾みながらまろび出た。左右の乳の頂きには、ツンと尖った乳頭が前方に飛び出している。
「こっちはずいぶん僕のことが気に入ったみたいだけど?こんなに前のめりになっちゃって。ふふ、可愛いなぁ」
 キスされただけで乳首を固くしてしまう自分の身体の弱さが、嘆かわしい。反論する気勢も削がれて、弥穂はただ視線を天井に向けている。時彦の指先が、硬直した乳頭をツン、ツンと突きはじめる。それがまるで何かのスイッチであるかのように、総身がビクっと震える様は、哀れにも淫らだ。
「弥穂さん、固いよ。少しリラックスしなよ」
 時彦は、浴室のラックから、ボディクリームのノズルをプッシュする。これも元恋人の残したものだろうか、甘い香りのする女性もののクリームだ。たっぷりとクリームを塗り付けた両手の平が、弥穂の双乳を襲う。ひんやりとした感触が乳房の輪郭をなぞる。
「弥穂さん、邪魔したら、ただですまないからね」
甘ったるい声で脅され、弥穂は頭の後ろで両手を組む姿勢を取らされているので、時彦の両手の平は好き放題に弥穂の乳房を弄んだ。時彦の手は、周到に乳首との接触を避け、脇から下乳にかけての乳腺をひたすら刺激する。突きたての餅のような弾力を愉しみながらクスクスと笑う時彦とは対照的に、弥穂の表情には明らかな焦燥が浮き出ていた。息は荒く、肩が上下している。
「ひ、ひどい人ね……」
「どうしたの?乳腺マッサージだけど?これされてイヤな女性はいなかったんだけどなぁ」
 早く乳首を責めてほしい、という言葉が喉元から飛び出そうになるのを、何とか堪える。
「僕さぁ、小さい頃からお母さんがいないでしょ?だからおっぱいにはこだわりがあるんだよね。弥穂さんみたいに大きくで、柔らかくて、乳首の色が薄いのは大好きだよ。妊娠してママになったら、もっとパンパンに膨らむのかなぁ」
 妊娠という言葉が、弥穂をハッとさせた。今日は、ピルを飲んでいない。零士が退院してから今日までの数日間、性奉仕は一旦免除されていたのだ。何度もピルを呑まされ続けたので、自分の生理周期がどうなっているのか、もはやよく分からなくなってしまっているが、普通であれば今日は危険日のど真ん中だ……。
 時彦の手は休むことなく乳腺マッサージを繰り出し、弥穂を弄ぶ。まもなく、時彦の唇が、ボディクリームでぬらつく乳房に添えられる。唇の間から舌が差し出され、重たげな乳の肉を押し上げながら北上し、乳首にさしかかるスレスレのところで静止する。
時彦は、蛇のように舌先で、ペロリ、ペロリと空を切る。舌で乳首を転がされる予感と期待で、呼吸が荒くなってしまう。
「舐めて欲しいなら欲しいっていいなよ」
「誰が、そんなこと、いうもんですか!」
「ふふ、やせ我慢しちゃって。ほら、おねだりしたらベロと唇でこんな風にしてあげるよ」
時彦が弥穂の耳元で、唾液まみれの舌でヌチャヌチャとした水音を響かされる。舌や口の粘膜で包まれる悦びが脳裏によぎる。
「恥ずかしくなんてないよ、弥穂さん。旦那さんとはご無沙汰なんでしょ?ムラムラするのは当たり前だよ。ほら、誰にも言わないからおねだりしよっか?」
 意のままに操られる屈辱と女の矜持に、甘い妥協の道筋が敷かれ、弥穂はつい口車に乗せられてしまう。
「うぅぅ、舐め、て……」
「うーん、もっとこういやらしく言ってよ。そうだ、こんな風に」
一度屈してしまうと、エスカレートする要求にもズルズルと答えざるを得なくなる。弥穂は、倒錯的な台詞を熱っぽく呟いた。
「と、時彦君、私の、ま、ママのおっぱい、舐めて、む、むふん、しゃぶってぇ!」
「いいよ、こうかい?」
「は、はぁぁぅぅぅんっ、ああ、そんなに強くされたら!」
 時彦の唇は、激しく弥穂の乳首を包み込みながら、吸引した。散々焦らされた女の官能は、突如与えられた激しすぎる刺激で、簡単に引火してしまう。乳首全体が吸い上げられ、時彦の口腔内で、乳頭が舌先の高速ビンタを浴びる。そうかと思えば唇で歯を覆いながらコリコリと甘噛みをしたり、多彩な責めを繰り出されて、弥穂はすっかり兆しきった表情で、口を半開きにしている始末だ。
「ふふ、弥穂さんも、ぼくにおっぱい吸われるの大好きなんだね。ああ、早くここから母乳飲みたいな」
 甘えたような声色で恐ろしいことを呟く目の前の十八歳の手管に弥穂は震撼した。
「ねぇ、旦那さんとは子づくり、してるの?」
「ど、どうして、私が、そんなことを、む、むぅっ、こ、答えないと、いけないのよ」
「早く弥穂さんのミルク飲んでみたいと思ってさぁ。ああ、そうだ旦那さんつい最近まで入院してたんだよね。だったらあんまり元気ないか」
「お、大きなお世話よ、少し、だまってちょうだい」
「何ならさぁ、僕の精子、提供してあげようか?病人のより、僕みたいな若い健康体の精子の方が元気な赤ちゃんが生まれそうだよ」
「冗談言わないで、私は、結婚しているのよ……」
「結婚してるくせにオマンコトロトロに濡らしちゃってるのはどこの誰なんだろうね?」
「い、言いがかりはやめて、だれがそんな」
「弥穂さんの顔に書いてるよ、私のグチョ濡れマンコ、誰でもいいからおチンチン入れてって」
 これ以上の侮辱にはもう耐えられない、と弥穂は両手で時彦の肩を押しのけ、浴室から退出しようとした。だが、前側が全開になったワンピースの襟首を背後から掴みあげられ、一気に身体から抜き取られる。さらに肉付きの良い腰回りに引っかかったTバックパンティまでもズルりと引き抜いてしまった。
「ああ、やめて、返して!」
「さて弥穂さんがどれだけスケベか、点検だな」
 肩越しに時彦が囁く。裏返しにされたパンティのクロッチ部分が眼前に迫る。湯気が出そうなほどの熱の名残と、ねっとりとしたぬめりの付着が目に入ると、弥穂は思わず顔を背ける。
「こんなに濡らしておいて、言い逃れできるかなぁ?」
「し、知りません。あなたが、シャワーの水をかけたからじゃ、う、むぅぅぅぅう!」
 反論を封じるように、時彦がパンティをクロッチ部分から弥穂の口にねじ込んだ。さらに腰紐部分を左右から引っ張りあげるので、布地は弥穂の口を横一文字に切り開き、口の端から頬に惨たらしく食い込んだ。
「はは、どうだい、これでもまだ認めない?自分のマン汁の苦い味が分からないのかな?」
 パンティを「手綱」のように引き絞り、女を制する。時彦のサディズムの前に、弥穂は抵抗する勇気をくじかれた。浴室の鏡越しに、背後の時彦に許しを請うような視線を送る。
「じゃあ、認めるんだよね?時彦君と生のエッチがしたくてオマンコ汁垂らしました、って言いいなよ。もちろん、パンツ手綱はこのままだよ?」
 既に時彦もブリーフを脱ぎ捨てており、逞しい剛直が弥穂の尻肉を突いている。その感触からするに、サイズは父親の省三並に劣らないだろう。若いだけあって固さに至っては父親を上回っている。
 既にマゾの毒で体内も脳内も犯されきった弥穂は、凶暴な肉茎をチラつかされると、拒むことができない。豪棒で支配されることに慣れ過ぎた自分を憎んでも、制御することができなくなっている。命じられるがまま、弥穂は屈服の台詞を手綱の隙間から零した。
「とひひこふん、と、はまのへっちがしはふて、ほむんこひるたらひまひたっ……」
「ふん、よく言うよね、人妻なのにそんな台詞。聞いてるこっちが恥ずかしくなってくるよ。ま、いいよ。入れてあげる。これでいいの?」
 時彦は、無造作に、唐突に挿入に及んだ。心の準備が整わないうちから巨大なペニスを埋められ、弥穂は絶叫した。
「ひ、ひぃぃぃぃぃん!」
「なんだよこれ、受けるんだけど。ほんとお馬さんみたいだな。嫌いじゃないよ、そういうプレイも。ほら、もっと泣けよ」
 ドスン、ドスンと大きなストロークで射抜かれる。密肉の湿り気は十分とはいえ、ひっそりと閉じあわされた入り口をなんの前戯もなく刺し貫かれ膣道をこじ開けられる衝撃は凄まじい。決してプレイに興じているつもりではないが、手綱を引き絞られている状態ではちょうど馬の嘶きのように聞こえてしまう。その愚かしさを指摘され、屈辱感を覚えても、鳴き声を制御できない。すっかり調子づいた時彦に尻をスパンキングされながら、悔し涙が、頬を伝った。
 浴槽の縁に手を添え、中腰の姿勢で背後から抜き差しされるうち、弥穂のしなやかな媚肉は時彦のペニスに馴染み始めた。膣の襞が、吸い付くように若者の茎銅に纏わりつく。長槍の尖端が秘奥を痛打するたび、瞼の裏で無数の星が弾けるような感覚に襲われる。(このままじゃ、また私……)
セックスで犯され、一度オルガスムスに達してしまえば、男に膣内射精を思いとどまらせることはほとんど不可能だ。幾度も性的に蹂躙された弥穂にはそれが身に沁みて分かっている。だからこそ、絶頂にだけは達するまいと理性を鼓舞するのだが、その努力が報われることはほとんどなかった。開発されきった女の弱みが、高みに上りつめたいと自身を急き立て続けている。
「あのさぁ、セックスもいいんだけど、お風呂掃除が全然終わってないじゃないか」
 浴槽の縁で体重を支える手を、時彦に引き剥がされる。尻を突き出しながら顎先が浴室の床に突くような姿勢を取らされる。
「ほら、これでゴシゴシしなよ」
 弥穂の手に、すっかり水浸しになったワンピースの端が握らされる。
(ひどい、これで、掃除を?帰れなくなってしまう……)
「ちゃんとあとで乾燥機に入れてやるから、ちゃちゃっと掃除してくれよな」
 時彦が、浴室のスプレー洗剤をワンピースにブシュ、ブシュと吹きかける。逡巡する弥穂だったが、督促するように腰を激しく、ぶつけられ泣く泣くワンピースの布地を排水溝に当てていく。
ライトパープルの淡い色合いが、見る見るうちに排水溝のぬめりで黒ずんでいく。惨めな自分の境遇そのものを具現化したようなその光景に、胸が締め付けられるように痛む。だが、
その胸の痛みまでもが、秘奥の疼きを一層高めてしまう。雑に扱われ、イジメられる度に膣が収縮するように蠢く。マゾの病がもはや重症の域に達していることを、弥穂は認めないわけにはいかなかった。
「最高のアクメをプレゼントしてあげるからね。ふふ、これは経験したことないはずだよ」
 時彦は、再び蛇口を開く。シャワーヘッドをコントロールすると、散水版の周縁部分の穴が閉じられ、中央部分に寄せられる。すると、太い一条の放水がゴゴゴゴゴゴゴという音を立てて浴槽の底を叩く。
「ふふ、シャワーの水圧にはうるさいって言ったよね?これはすごいんだから。ほら」
 時彦がシャワーヘッドを弥穂の内腿に向ける。豊かな腿の肉が、高圧でグイグイと押し込まれる。柔肌の表面をまるでレーザーで切り刻むようにシャワーヘッドが踊る。
「む、むぐぅぅぅぅ……」
『パンツ手綱』で口元を戒めているので、くぐもったうめき声しかでない。腿の付根あたりを周回するシャワーヘッドの動きで、否応なく不安が掻き立てられる。もし、これをあそこに当てられたら……想像するだけで泣き出したくなるが、想像しないではいられない。
やめて、しないで、と首を左右に振り立てる弥穂に、時彦が淫らな交換条件を突きつけてきた。
「これって、色々な楽しみ方があってさぁ。例えばお尻の穴に突っ込んだらどうなると思う?ふふ、簡単に腸洗浄もできるんだよ。浣腸、ってやつだね。やってみる?」
 何を言われているのか、上手く理解できないでいる弥穂を尻目に時彦が続ける。
「もちろんウンチの始末は自分でやってくれよな。それと、麗奈ママには弥穂さんが粗相したこと、ちゃんと動画付きで報告するからね」
 恐ろしい責めがようやく脳裏で像を結ぶと、弥穂は発狂したように叫ぶ。
「ひぃ、ひぃぃっぃぃぃっ、ら、らめぇぇっ!」
「ははは、何言ってるか全然わかんねぇよ。ほら、外してやるから、どっちに当ててほしいかちゃんと言いなよ。クリトリスか、お尻の穴か」
「そんなっ、どっちもイヤです、ねぇ許して、お願いします、そんな恐ろしいこと、しないで!」
「どっちも欲しくって選べないってことだよね?マゾの人の言うことって解釈むずかしいからなぁ」
「ち、違います!ああ、お尻は、イヤです……」
「イヤじゃないだろ。好きな方おねだりするんだよ」
「うぅ、ああっ……く、クリトリスにお願いします」
「了解。でもお尻も試したくなったらいつでも言ってよね」
 時彦の手が、股間に潜り込んでくる。既に充血し、勃起した女の核から包皮を剥き上げる。たった一枚の肉の皮のガードすら許さないつもりなのだ。
「ああ、怖いわ、時彦君、ほんとに、するつもりなの……」
「大丈夫だって。勢いは強いと言っても、所詮はお湯だよ。ケガするようなことはないからさ。まあ刺激は強烈だけどね。さ、行くよ」
「ひ、あ、ダメ、ダメ、ダメェ、っっ、こんなの、ああああ激しすぎる、止て、時彦君、止めてぇ!」
 凶暴な水のレーザーが、雌しべに襲い掛かる。屹立した突起が水圧で横倒しにされる。
時彦はシャワーヘッドを持つ手首をくるくると回転させるので、クリトリスは時計回りに、あるいはまた反時計回りにというふうに転がされる。
弥穂が絶叫を張り上げながら許しを乞うても、時彦は一顧だにしない。それどころか、身体の内側、ちょうどクリトリスの裏側に位置しているGスポットを剛直で突き上げる。内外から責め上げられて耐えられるほどの忍耐を持つ女がこの世に存在するだろうか。
「もう、ダメ、いっちゃう、いっちゃいそうなの」
「ふふ、いいよ。見せてよ、イクとこ」
「う、ぅぅぅぅぅ、は、はぁん、い、いっ、イクっ、イク、い、ぃぃぃぃっ!」
 肉柱と水柱に挟撃され、弥穂は総身を痙攣させながらアクメを遂げた。オルガスムス直後の最も敏感になった身体への責めは、一向にやむことがなかった。
「もう、止めて、もう、いいでしょう?こんなこと続けられたら……」
「遠慮しなくていいよ。僕はまだまだ射精しないから、このまま一時間でも二時間でも楽しんでいいからね」
「そ、そんなの……ああ、ダメ、ダメよ、また、またいっちゃう……」
「はは、どんどんイクペースが早くなってくるね。さすが人妻さんだけあって、貪欲だね。これ続けてると、もうずっとアクメの状態が続くような感じになるんだって。どんな感じなのかなぁ、楽しみだね」
「もう、許して、お願いだから、終わりにして、ねぇ、時彦君!」
「却下。弥穂さんが心の底から僕のことを好きになるまで、やめないから」
 時彦が気持ちを込めるように腰を振り立てる。強制的な絶頂のループに嵌りつつある人妻に仕置きを加えるようにズボ、ズボっと無遠慮な抜き差しが襲う。
「ああ、どうしたら、終わりにしてくれるの、お願い、もう、辛いの、狂ってしまう……」
「狂ってるところみたいんだから、やめるわけないでしょ、そら」
「ああひぃぃ!もうお願い、時彦君、イジメないで!」
「イジメてるつもりなんてないんだけどな。弥穂さんのこと、大好きになっちゃったから、仕方ないでしょ」
「ああ、愛してくれるなら、もっとやさしくして、こんなの、む、むぅん、あ、あんまりよ。ああ、まただわ……い、いくっつ!」
 哀願する間にも、官能の熱波は休みなく身体を駆け巡る。もはや何度目のエクスタシーなのかも分からなくなるほどだ。身体が常に絶頂の付近をふらつく感触に、一切の抵抗心が洗い流された。
「自分の言葉で、僕に求愛してみなよ。そしたら僕もうっかり射精しちゃうかもしれないからさ」
「ああ、言うから、言うから、そんな風に、グリグリしないで、ああん、時彦君の、ミルク、早く出して、中でも、いいから、早く、早くっ!」
「ふふ、仕方ないなぁ。いいよ。そんなに言うなら出してあげよっか?」
「ちょうだい、早く、ああああ、そんな、また、まただわ、また、来ちゃう……」
「一緒にイク?次のタイミングで出してあげるから、盛大にいっちゃいなよ」
「ああ、恥ずかしくて、死にそう……もう、い、イキます、弥穂、いっちゃう!」
「僕も、出すよ!一番奥にね!」
 時彦が覆いかぶさるようにしながら身を震わせる。背後から弥穂の巨乳を鷲掴みにし、指を食い込ませ、全身から振り絞るように精液を射出させる。ドクン、ドクン、ドクンと脈動する若いペニスと、湧き上がる精液。それを貪るように膣が律動する。鏡に映った自分の身体がもはやコントロール不能の欲動に支配されているのを、心地よい無力感に包まれながら、弥穂は呆然と眺めていた。

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