恥獄パンデミック 若妻美容師 弥穂の場合 > 第8章 性奴のためのチャリティー
[あらすじ]
人妻で美容師の弥穂は、夫の零士とともに小さなヘアサロンを開業する。だが時を同じくして、新型ウィルスの伝染病が日本で猛威をふるっていた。

客足は遠のき、ついにはロックダウンで街はゴーストタウン状態に。
ウイルスの全世界的な拡大を前に、夫婦の蓄えはみるみる枯渇していく。
友人で、地元の信用金庫に勤める下村にだまされ、零士は筋の悪い金を掴まされる。やがてヤクザまがいの借金取りが現れ、零士は強引に危険なウイルスの"除染現場”へと連行されてしまった。

最愛の夫と引き裂かれた弥穂。零士が過労によって倒れたことで、「返済の代わりに」と、弥穂は借金取りたちによって身体を弄ばれ、犯されてしまった……。

縋るような思いで下村に助けを求める弥穂。だが、卑劣漢の本性を現したその男の手で、決して引き返せない、性の奈落へと引きずりこまれていった…… 。

2026.01.23 永井 亮
凌辱、NTR
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「今日はねぇ、夕方から大切なお客様が見えるの」
「えっ……また、理沙様と恭子様でしょうか」
 昨日も、弥穂は女三人がかりで嬲られていた。オイルマッサージと称して、体中をヌルヌルにされ、散々焦らされた末に絶頂に追い込まれていた。抵抗すれば理沙と恭子も相手にして双頭ディルドでのレズセックスをさせると脅されていた。必死の懇願の末、昨日はなんとかそれは回避できたのだが……。
「バカねぇ、理沙も恭子も一応人妻なのよ。平日の夕方から集まるなんてありえないでしょう。今日は、むしろ昼間お仕事で忙しい殿方が集まる日なのよ」
「え、だ、男性なのですか……」
「ふふ、楽しみよねぇ。ほんもののおチンチンだもの」
「……あの、もう他の方を巻き込むのは……」
「はぁ?契約書読んだでしょう?日本語分かるかしら?」

・乙は、甲のみならず、甲の指示する人物との性交渉を拒否する資格を有さない。

 麗奈夫人は、意地悪く弥穂にこの箇所を音読させた。
「うふふ、まあ、一足飛びにセックスを、というわけではないわ。安心して。うちの旦那だって、あなたのことをそんなに易々と他の男に抱かせるつもりはないはずよ。それに、今日のゲストはみんなあなたをサポートするために集まってくれるんだから」
「さ、サポート、ですか……それって一体」
「気になるわよねぇ。いいわ、教えてあげる。今日はねぇ……」

 夕方十八時。ベランダの窓ガラスから覗く七月の夕空は、まだ明るい。だだっ広いリビングに五つの豪勢なひじ掛け椅子が円形に並べられている。大きな柱時計を背にする形で省三がチェアマン然とした様子でふんぞり返っている。その右手には業務を早々に切り上げて馳せ参じた下村が座る。残りの三名は、省三の友人で、いずれもこのあたりで事業を営む者のようで、年代も省三と同じ五十代といったところだった。
 男たちに包囲される形で、弥穂が板の間に正座させられている。今日は特別に着衣を認められている。着衣といっても、それは洋服ではなく、水着だった。
それも、中学生が着るようなスクール水着だ。サイズもおそらく中学生向けのものだろう。小柄とはいえ胸や尻は立派に発達した弥穂には恐ろしく窮屈そうだ。色は水色で、縁の部分が白いパイピングになったデザインだ。ネックトップ廻りのパイピングは、二十六歳の発達しきった肉丘に押し上げられてパンパンだ。弾力に充ちた上乳が三分の一ほどはみ出ている。その異様さは、サイズだけの問題ではなかった。学校用の水着に本来備えられているはずの裏地が、引き剥がされているのだ。おかげで、乳首やデリケートゾーンの起伏が、生地越しにあますところなく描かれてしまっている。
「どうです、鴻上さん。少女趣味の鴻上さんのリクエストに応えてみたんだが」
「筑摩さん、これはたまりまへんなぁ。童顔でしかもこんだけ肌がもちもちのスベスベやから、全く違和感があらへん。まったく筑摩さんのセンスはすごいわぁ!」
 筑摩の左手に座った鴻上と呼ばれるその男は、興奮に鼻息を荒くしている。このあたりでドラッグストアのチェーンを経営している実業家だという。『サロン・ド・レイ』の斜向かいにも鴻上の経営する薬局、『KGドラッグ』があった。ウィルス対策のための非常事態宣言下、多くの店舗が休業を要請される中、必需品を取り扱う店としてフル稼働していた鴻上の店舗は急激に売上を伸ばし、さながら新興成金といったところだ。
この街に引っ越して間もないころ、弥穂はKGドラッグの店舗を視察する鴻上を見かけたことがあった。体重百キロほどはあろう肥満で、頭髪は後頭部と耳の上を残してほとんど残っていない。人並みはずれて大きな声で唾を飛ばしながらまくしたてる関西弁。
その異形の風体は、見るものの瞼に強烈な記憶を焼き付ける。この筑摩邸で再開した瞬間、弥穂はあっと声を出してしまった。(ああ、こんなに身近にいる人にまで、身体を……)
「衣装だけじゃあなくってよ。私が結ってあげたこの可愛らしい髪型をみてくださいな」
跪いた弥穂の傍らに立った麗奈夫人が、うつむき加減の弥穂の頭をクイっと持ち上げて視線を集める。弥穂は、いわゆる「ツインお団子」に髪を結っていた。左右の頭頂部に二つ、編み上げた髪を丸くまとめている。小学生の女の子がするようなその髪型は、弥穂を一層幼く見せていた。
「とても素敵ですねぇ。こうしてみるとお顔も髪型も少女そのものなのに、ふふふ、胸から下はイヤらしい人妻そのものですからなぁ。デカすぎる乳や尻とのアンバランスさは、ほんものの小娘には決して真似できませんよ」
 拍手しながら、弥穂を絶賛する男は、三島といった。筑摩や鴻上の顧問税理士だ。法令ギリギリの解釈で際どい節税方法を提案して、筑摩省三の蓄財を大いに助け、信頼を得ていた。新興成金である鴻上を筑摩と結び付けたのもこの男だった(もちろん、変態趣味という二人の共通点を見出してのことだ)。
「須藤先生はどうです、気に入りましたかな?」
「どうでしょうな。私の場合、女は容姿よりも身体の性能の方が重要ですからな。オマンコの締りや、感度が分からないことにはなんとも」
 今日の来訪者の最後の一人が、腕組みし、渋い顔を崩さずに言う。先生、と呼ばれたこの男は、このあたりで内科クリニックを経営する須藤だ。
須藤のクリニックは、園川夫婦のマンションから最寄りの医療機関で、それこそ徒歩1分ほどとかからない距離にある。物件探しの際に、
「すぐ近くに病院もあるし、安心だね」
 と零士が言っていたのが思い出される。弥穂は、幸い須藤のクリニックにかかったことはなかったが、省三のような淫鬼の仲間だったと思うと、背筋が凍る。 
須藤は、省三の主治医ということになっているが、奔放な性生活のたまものか、健康そのものの省三には治療など必要なかった。省三が須藤を頼ったのは、自分の性生活をさらに充実するための薬物を入手するためだった。須藤が闇ルートで入手した海外の未承認の勃起薬の効果は絶大で、ただでさえ絶倫の省三を手が付けられないほどの暴君にした。これと狙い定めた女を堕とすその初夜には、省三はその勃起薬の力を借り、文字どおり夜通し腰を振り続けることができた。

また、医師である須藤と薬局経営者である鴻上の力を借りれば、女を狂わせる非合法な媚薬の製造すら可能だろう。近頃はそうした悪巧みのために、この男達は度々集会を開いていた。これまで省三は、手下である下村の力を借り、弥穂のような金に窮した女を陥れてきた。だが、効果抜群の媚薬が手に入れば、金に不自由のない裕福な女までが自らの射程に収まる。そのために費やした費用は、三島の手によりあたかも正当な事業支出のように偽装される。
省三を中心に構成された悪の結社を前に、弥穂はこれからわが身に降りかかる惨事を想像して、震え上がっている。司会役を務める麗奈夫人が、宴の開幕を告げた。

「鴻上さん、三島さん、そして須藤先生。ご多用の折に、お集まりいただきありがとうございます。本日は、いわばチャリティーイベントでございます。人助けだと思って、寛大なお心でお願いいたします。弥穂、改めて、自己紹介なさい」
「園川弥穂と申します。この下の、一階の美容室を開業したばかりなのですが、このウィルスの騒ぎで、破産寸前のところを、筑摩ご夫妻に拾っていただきました。お金の面だけではなく、う、ぅぅぅ……」
 予め覚えさせられた口上を述べていく弥穂だったが、途中で言葉に窮した。三百六十度から注がれる男のギラついた視線に、思わず身を固くしてしまう。
 麗奈夫人の手元の鞭がビュン、ビュンと空を切る。初めてこの家を訪れた際に味わったプレイ用のバラ鞭ではなく、今麗奈夫人が振り回しているのは一本鞭と呼ばれるもので本格的な乗馬用のものだ。鴻上達来客を迎える前に、「試し打ち」をされた。バラ鞭とは異なり、
肌の上にくっきりと痣が残るうえに、痛みはずっと尾を引く。その痛苦に耐えられる女はそうそういないだろう。弥穂は、恐怖のあまり、先を勧めた。
「……夫は、極道紛いの借金取りの仲間に売られ、酷使され、病に倒れました。新婚間もなかった私は……寂しい身体を、も、持て余していたところ、省三様と、麗奈奥様に、肉体的にも、よ、悦びを与えていただきました」
「はぁ?もっとはっきり教えてくれへんかぁ?肉体的な悦びって何かいなぁ?」
 鴻上が、こらえきれずに途中で野次を入れる。
「う、ぅぅぅ、ですから、せ、せ、セックスの、た、楽しみでございます」
「はははは、旦那さんとのセックスは愉しめなかったということですか。商売のセンスもなければベッドでもパッとしなかったということですかな、ええ?」
三島が意地悪い質問を投げかける。聞き流そうとする弥穂を、麗奈夫人が膝で小突いて許さない。
「申し訳ありません。しゅ、主人のことは、あまり、お、おっしゃらないでください」
「何よその失礼な口の利き方は!早速お仕置きから始めたいの、ええ?」
 声のトーンこそ殺気立っているが、思いきり鞭を振り下ろせるとあって目は爛々と喜色を湛えている。
「麗奈、いきなり飛ばしすぎだろう。今日は弥穂のための会だといったのはお前だろうが。三島さん、弥穂が失礼したが、大目に見てやってくれ。何、直に打ち解けて、三島さんにもなついてくるさ」
三島は了解と快活に片手を上げた。
「ふん、何よ、私だけを悪者扱いして。まあいいわよ。じゃあ、さっさと進めましょうか」
不満げな麗奈夫人は仕切り直しで司会を続けた。
「と、いうことで、この弥穂さんはご主人が退院するまでの間、家の用事を手伝ってくれてるわけなんですが、借金取りと銀行に食い物にされてもうすっからかんなんです。今は善意でお店もお家も家賃無料にしてやっているんですが、いつまでも私たちも養いきれないでしょう。ウィルスの猛威も収まりそうもありませんし、私たちの貸しは増える一方なんです。そこで、皆さんにも協力していただいて、可哀そうなこの子の自立を支援してもらいたいんです」
淫らな展開に期待しながら、男達、特に鴻上と三島は身を乗り出して聞いている。
「主人とも相談したんですけれどもねぇ、皆さまギャンブルがお好きでしょう?この子の身体を使って、何か賭け事のネタをご提供できないかと思って、色々知恵を絞ったんです。それで、運よく賭け事に勝利した方から、ほんの一割だけ、この子に恵んでいただく形にしするのはどうかと思いまして」
「おう、なんやワクワクしまんなぁ。どんなエロい賭けをなんでっしゃろ?」
「ふふ、鴻上さん、焦らないでくださいな。順を追って説明いたしますから。ゲームは三つ、用意しました。賭け金は一ゲーム全員共通で五十万円としましょうよ。ただし、賭けるのは鴻上さん、三島さん、須藤さんの三名だけとさせてください。ですから、一ゲーム当たれば百万円の儲けです。そのうち一割、つまり十万円を、ここにいる弥穂に恵んでくださいませ。外せばパァになりますが、まあたったの三ゲームですから、全部すってしまっても百五十万円程度でしょう?問題ないですよね」
 実は、彼らは最近普段から麻雀やポーカー等を同程度のビッドで遊んでいた。鴻上ら来客たちは特に詳細の予告はしていなくても、いつでもゲームができるよう、筑摩家を訪れる際は現金の束を持ち込むのが常となっていた。賭け事がもたらすアドレナリンなのか、哀れな人妻に降りかかる淫らな刑苦への期待なのか、広いリビングルームが異様な熱気に包まれる。他方、弥穂は不安のあまり心拍数が高まっていく。(いったい、何をさせられるの……)

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