里穂は宗介の射精を、自らの絶頂と共に受け止めた。二人は身体をピタリと折り重ねながら、長い痙攣を共有した。溺れるような快楽に、里穂は身動きすらできなくなっていた。だが、宗介が唐突に怒張を引き抜くと、途端に現実へと引き戻され、この窮地に意識が引き戻された。
「先生、早く服着な。急ぐぜ」
宗介に急かされ、何とかドレスを見に纏って試着室を後にした。幸い、そこに店員の姿はなかったが、代わりに順番待ちの列に並ぶ中年女性や、女子中学生の集団と目が合った。恐らく、里穂の喘ぎ声は漏れていたのだろう。中から男女のペアで出てきたこの二人組に蔑むような視線の集中砲火が浴びせられた。
「わぁ、何これ、なんか変な匂いしない?」
「ほんとだぁ、あの二人やっぱり、中でやってたんだよ!頭おかしいよね!」
女子中学生の集団の囃し立てるような声が、後方から聞こえてくる。羞恥のあまり、いたたまれなくなって、胸元を隠すために購入するはずであったカーディガンも放り出して、里穂はその場を足早に立ち去った。
息も絶え絶えに、ファストファッション店を脱出すると、そこに雄星の姿があった。
「先生、どうだった?スリルは楽しめたかい?」
おそらく、宗介が試着室内で里穂を犯す予定であることは、雄星にも事前に共有されていたのだろう。意味ありげな笑みを浮かべながら、手を振ってくる。二人の生徒は、美人教師を絶頂に導いたうえで膣内射精を遂げたばかりとあって、上機嫌だ。自分の所有物であることを誇示するように、里穂の肩を抱き寄せたり、腰や尻に手を這わせたりしている。
「先生がすんげえエロい声色でおねだりしてくるからさぁ、リクエストに応えてばっちり中出ししちゃったよ。今、オマンコからこぼさないようにしっかり締め付けてくれてるところさ、な、先生?」
「マジかよ、すごいな。で、見つかったりしてないの?」
「いや、それがさ、どうも先生の声が大きすぎちゃったみたいで、出てくるとき、周りの客にジロジロ見られたんだよね。しかも試着室内にエロい匂いが充満してたみたいでさ、後で騒ぎになってたみたいなんだ。それで飛んで逃げてきたってわけ。面白いだろ?」
「やばいな、大冒険じゃないか。じゃあ僕も後で、試着室プレイさせてもらおっかな」
「か、勝手なこと言わないで!もうこんなこと、絶対にさせないから!」
「おお、怖いこわい。あ、もう二時か。腹減らない?」
「そうだな、じゃあ飯にしようぜ。その後のことは食いながら考えようよ」
里穂の怒りの抗議も軽く聞き流して、雄星と宗介は歩き始めた。さきほど以上に、館内は買い物客で混雑している。どうやら、目指す先は一階のフードコートのようだ。
このモールのフードコートは、中高生のたまり場で、多くの星園学園の生徒も利用している。今日のような混雑した週末に、星園学園の生徒が一人もいない、ということは考えにくい。また、雄星や宗介がただ大人しく食事をするだけだとは思えない。セックスを求めることまではしないまでも、何か卑猥な行為を強制させられることは目に見えている。この淫らな関係を学園関係者に露見してしまうことの恐怖が、里穂の胸中を満たした。
「お願い、聞いて。ここは、ここではもう、イヤなの。見つかったら、大変なことになるわ、分かるでしょ?どこか、別の場所にして、ねぇ、お願いよ…」
「へぇ、じゃあどこだったらいいの?」
「だ、だから…普通に…」
「普通って?」
「ホ、ホテルとか。言わせないで…」
「あれ、里穂先生、生徒をラブホに連れ込もうとしてるんだ。ありえないなぁ」
「そ、そんな言い方は…」
「それよりさぁ、先生の家、招待してよ。それで昼飯も作ってよ」
「う、うちに⁉」
里穂は、激しく動揺した。これ以上、このショッピングモールで淫行をつづけるリスクは取りたくない。だが、自宅にまで侵入されることは、考えてもみなかった。公共の場で恥を晒す危険はないものの、その分、この餓狼達の悪行にも歯止めが効かない。何をされるか、分かったものではないのだ。
それに……家には純平もいる。今日はこの地獄に、弟を巻き込まずに済むはずだったのだ
それなのに、みすみす逃げ帰って、悪魔を家に引き入れてしまうのか。里穂は、躊躇した。
「嫌ならいいよ。フードコートで飯食ったら僕とさっきの試着室内で第二ラウンドだ」
雄星が言うと、宗介も加勢する。
「それなら僕も映画館ではまだハメてないからな。今度はもっと客の多い人気作品のやってるところで遊ぼうか?」
(ここで、見つかったりしたら、人生めちゃくちゃになっちゃう…純平のことも守れなくなるのよ。それは、ダメ、絶対に…)
脅しに屈した女教師は、とうとう悪魔生徒たちを自宅へと招き入れることに同意してしまった。
一行は、モール入り口のタクシー乗り場でタクシーを拾った。里穂を真ん中にして、後部座席に三名が乗り込んだ。モールから里穂の自宅までは、ほんの十五分というところだが、その間も二人の教え子達が悪戯の手を休めることはなかった。
雄星がドレスの首元の結び目をスルスルと解くと、里穂は慌てて両腕で布地が滑り落ちるのを食い止めた。「手放せよ、早く」耳元で吹き込まれても、里穂は拒絶している。
「華谷里穂センセー、その手を放してください」
わざとらしく、フルネームを、しかも運転手にも聞こえるほど大きな声で言いながら、雄星が圧力を強めて、里穂を脅した。
「いいの?星園学園の華谷里穂先生、って言っちゃうよ、くくく」
宗介が、耳元で囁いてくる。見ず知らずの運転手に名前や勤務先まで晒される。その恐怖に、里穂は屈した。放した両腕から、布地が滑り落ちた。反射的に、バストトップを両手で覆う。だが、次の瞬間、悪童達に両腕を掴まれ、頭の後ろで組むように強制されてしまったので、形のよいバストが露わになった。乳首は痛々しいほど固く、立ちあがっていた。
「先生、どうしてこんなに乳首ビンビンにさせてるの?」
「し、しりません…」
黙秘している女教師の下半身を、今度は宗介が襲った。スリットの隙間から内腿を掴むと、ガバっと割開き、そのまま左脚を自分の膝の上に乗せてしまった。ドレスの布地は、股間を覆ってはくれているが、めくり上げれば直ちに下腹部が露わになってしまうだろう。
「オマンコも御開帳したい?質問には素直に答えた方がいいよ」
「やめて、言うから…。こ、興奮してるせいよ、そのせいで、ぅぅ、固く、なってるの…」
胸元を露わにしながら卑猥な告白をする美女の様子に、ルームミラー越しのドライバーの視線は釘付けだ。運転に集中できていないのは明らかで、車体がふらついている。
「おいおい、おっさん、わき見運転は勘弁だよ」
「は、も、申し訳ありません!」
「まあ見るなって方が無理だよな。いいぜ、じっくり見せてあげるからどっか邪魔にならないところで車止めなよ」
タクシーは、程なくして路肩に停車された。歩行者から覗き込まれないかと、里穂は気が気でない。不安げに目を泳がせる里穂の様子に、二人の少年はますます嗜虐心を昂らせる。
宗介がドレスの下に手を潜り込ませ、中指を秘裂に突き刺した。さらに、第二関節をクイっと折り曲げては、中を満たす体液を攪拌する。里穂自身の女汁と、生徒二人分の精が混然一体となったその体液は、掻きまわされ、クチュ、クチュクチュ、という水音が車内に響かせる。もはや運転手は、ミラー越しではなく、振り返って女教師の痴態を正面から凝視している。
「この女はさぁ、俺たちの担任なんだけど、ここだけの話、セックス依存症なんだ。おっさん、聞こえるかい、この音?根っからのマゾだから、恥ずかしい目にあわされたら信じられないくらいズボズボに濡らすんだよ、こんな風にさ」
「ああ、ウソよ!これは、違うの!」
思わず否定する里穂だったが、すぐに弁明のしようがないことに気が付いた。淫らな音を立てる液体の多くは、自分から分泌されたものではなく、この生徒二人から放たれた精液だ。だが、そんなことは、とても口にできるはずもない。それこそ、この運転手の好奇心に火をつけてしまうに違いないのだ。
雄星と宗介は里穂の両乳首にむしゃぶりついた。コリコリに勃起した乳首を唇で思いきり吸い上げ、舌先の往復ビンタを左右に、あるいは上下に浴びせる。里穂は、眉を歪めながら、なんとか理性を保とうとするが、宗介の指先がGスポットをグリグリと引っ掻くと、たまらず喘ぎ声が漏える。口を開けば、甘い悲鳴が止められなくなるような気がして、里穂は固く唇を閉ざしたまま、ただ首を左右に振り乱している。
「気持ちいいんだろ、言えよ、感じてるって」
雄星が屈服を迫りながら、花芯に中指の腹をそっと添える。次の瞬間高速で指を振動させはじめた。快感電流が、里穂の頭の先からつま先までを駆け抜けていく。
「は、はぁぁぁ、そ、そんなに、し、しないでぇ!」
全身の強張りは、女教師が絶頂へ向かって突き進んでいることを物語っていた。雄星が耳元で釘を刺す。
「おっさんの前だからってカッコつけるんじゃないぞ。イクときはイクって、言いなよ。黙ってイったりしたら、このおっさんともセックスしてもらうから」
両乳首と、Gスポット、そして肉芽への刺激は一定の速度と強度で継続された。逃げ場も、息をつく暇も与えられず、里穂は、屈服を強いられた。
「ぃぃぃ、い、い、イクっ…」
ビクっ、と総身を震わせ、里穂は女の悦びを極めた。震えを抑えるように、また眼前の観察者の卑猥な視線を遮るように、里穂は両腕で自らの身体を抱きしめている。気づけば、
シートにべっとりとした体液が付着していた。
「おいおい、先生、こんなにトロトロな汁ぶちまけちゃあ、ダメだろ。おっさん、ごめん、センセイが、粗相しちゃった。クリーニング代の代わりってことで、一発フェラで見逃してよ」
いつの間にか、ドレスは完全に身体から引き剥がされていた。裸身を懸命に細腕で覆いながら、里穂が抗議する。
「か、勝手にそんなこと、イヤよ、そんなこと、しないわ!」
「そう言うなって、このままじゃオッサン運転できないぜ」
「それに先生だって、いつまでも素っ裸でいたくないだろ?」
タクシーが止まったのは、それほど賑やかな通りではなかった。とはいえ人通りが皆無というわけではない。十メートルほど先にはパチンコ店もあり、そこからぽつぽつと人の出入りがある。出てきた利用客に中を覗き見られたら、という考えが里穂を不安にさせた。
躊躇しているうちに、宗介が里穂の両手首を奪い、後ろ手に拘束してしまった。今や、女教師は双乳も陰毛も露わな全裸を、窓ガラス越しとはいえ、公共空間に晒していた。
哀れな女教師は、耐えきれず、ついに要求に屈してしまった。もぞもぞと後部座席から助手席に移動する担任教師の尻をピシャリと叩きながら、雄星が囃し立てた。
「あんまりタラタラやってると、通行人に見つかっちまうよ。全力でやった方が身のためだからね」
助手席の足元に身体を丸めながら、里穂は口元を運転手の股間に寄せた。中年男性は、
「ほんとにいいんですか!?」
と言いながらも、既に厚かましくも怒張を全開にして待ち構えている。両手の自由は奪われているので、唇と舌だけで射精まで導かなくてはならない。
加齢臭と性臭の入り混じった臭気が、里穂を躊躇させた。軽い吐き気を催し、舌先での奉仕がどうしてもためらいがちになる。だが、当の運転手はそんな里穂の様子がかえって気に入ったのか、上機嫌で言う。
「お客さん、イキっぷりは大胆だったけど、フェラは処女みたいに初々しいですなぁ、これはたまらん。いつまでもこうしていたいですわ」
(これじゃ、終わらないわ…我慢、するしかないのよ)
里穂は、吐き気をこらえながら、怒張を口内に含んだ。サイズはごく標準的で、雄星の場合とは異なり、無理なく根元まで加えこむことができた。唇で作った輪っかを窄めながら、クイ、クイと頭を前後に振り立てる。唐突に始まった激しい攻撃に、中年男は上ずった声を上げる。
「ああなんということでしょう!我らが華谷里穂先生は、欲求不満のあまりタクシーの運ちゃんにまで手を出してしまいました!」
悪童達は、里穂の口唇奉仕の様子をスマホで撮影しながら、実況中継まで始めた。
「これが先生の本気フェラの様子でーす。オッサン、どうだい感想は?」
「ああ、これはすごい、すごすぎて、もう、おぉぉぉ」
ものの数分で、運転手は我慢の限界を向かえた。嫌悪感を露わにしながら眉を歪める里穂の様子など無視して、口内で盛大な爆発を演じる。その際、後頭部はがっしりと両腕で固定されていたので、白濁は強かに喉奥に叩きつけられた。ひとしきり精を絞りだすと、男が頭頂部を、赤子にするように撫でさすってきた。里穂は、自分が落とされた境遇を絶望しながら、懸命に精液を嚥下する。頬には、一筋の涙が流れていた。
思いを遂げた運転手は、再びタクシーを走らせた。ものの数分で、里穂と純平が暮らすマンションに到着した。タクシーを降り、マンションの入り口をくぐる前に、恐る恐る後ろを振り返ると、運転手が窓ガラス越しにこちらへ血走った視線を送ってくるのが分かった。
「あーあ、あのオッサンに先生の住所バレちゃったね。ストーカーされるかもしれないから、気をつけなよ」
「それに俺たち、華谷里穂先生、って連呼したから名前もバレちゃった。やばいね」
生徒たちに言われると、里穂が怯えた様子で震えている。不安で胸が締め付けられた。
「…もうイヤよ。もう、もう他の男の人を巻込むのはやめて…」
「ああ、言われなくても今日これからは僕たちだけ。その代わり、ガッツリ遊ばせてもらうからね。さ、開けて中に入れてくれよ、逆家庭訪問だね、ふふ」
雄星に背中を押され、里穂は泣く泣く自室の扉の鍵を開けて、悪童二人を招き入れた。