里穂がようやく身体の震えを落ち着かせた頃、雄星が意地悪く囁いた。
「イクときはイクって言う、それがルールだっていつも言ってるよね?無言でイったわけだから、お仕置きだよ」
そんな、ここではとても無理よ、と涙目で訴える里穂を、雄星が無理やり立たせた。雄星と宗介の二人は、女教師を最後尾の更に後ろの立ち見スペースへと連れ出した。
「ここなら声も聞こえないし、思いっきりよがってもいいよ。へへ、楽しもうぜ」
雄星の手が里穂の首元に伸び、そのままドレスの結び目を勢いよく解いた。スルっと微かな衣擦れの音とともに、シルキーな布切れは、里穂の上を滑り、床へ落ちてしまった。
「イヤっ!」
里穂は羞恥のあまり、しゃがみこんでしまった。
劇場の暗闇の中とはいえ、スクリーンの光である程度の見通しは効く。観客の誰かが振り向けば、少なくとも上半身は視界に入るだろう。
雄星は里穂の左手首に素早く手錠を嵌めた。さらに、それを最後列の座席の裏の手すりのを通し、反対側の手錠は右手に嵌めてしまった。こうして、女教師は、映画館の片隅に、裸身を拘束されてしまった。
(そ、そんなウソでしょ!)
「このまま先生のこと放置して帰っちゃおっかな」
宗介が意地悪く囁く。もう一時間もすれば上映時間も終わり、館内に明かりが灯る。こんな姿を不特定多数の他人に晒すなどと、想像するだけで気絶しそうな羞恥だ。里穂は顔面蒼白になりながら、許しを請うた。
「冗談でしょ、ねぇ、お願いそんなことしないで、謝るから!」
「じゃあ、もっかいイカせてあげるから、今度は大きな声でイクっ!って叫ぶんだよ?」
雄星が、小さな子供にするように里穂の頭を撫でながら言う。里穂は、こっくりと頷く。
今はただヌードを人目に晒すことを避けたい一心だ。
宗介が里穂の前面に、雄星が背面に廻り、それぞれ腰を床へおとした。宗介が唇で肉芽にキスをすると、里穂は裸身をブルっと震わせた。一度絶頂を味わい、里穂の身体は一層敏感になっている。
(ああ、これじゃあ、またすぐに…)
いとも簡単に快楽の地獄に堕とされる自分も弱さを呪った。
だが、責めはそれだけで終わらない。むっちりとした臀丘が雄星の手で左右にガバっと割開かれる。決して人目に晒されることのない窄まりが、館内のひんやりした外気に触れ、里穂は身体を強張らせた。
深い尻割れの奥へと雄星が舌を差し込んできた。舌先がアヌスをツンツンとノックすると、里穂は不覚にも「は、はぁぁん!」と思わず甲高い声を上げてしまう。
二枚の舌は、里穂の敏感な前後の急所をネットリと舐めまわしはじめた。雄星の舌が、肛門を唾液まみれにしながら丁寧に舐め上げる。さらに肛門全体に唇を寄せ、思いきり吸い上げた。大きくて下品な音が響く。背筋がゾクゾクするような感覚に里穂は慄然とする。
「…や、やめて、そんなこと、しないで…」
口答えするなと、宗介がクリトリスをキュウと吸い上げた。吸引され、宗介の唇の中に収まった肉芽は、今度は口内で舌先のビンタを浴びせられる。上下に、あるいは左右に舌が陰核をハイスピードで弾くと、里穂はひとたまりもない。足に力がはいらず、もはや立っているのがやっとという風情で体重を手すりに預けている。
雄星の舌も、負けじと暴れる。舌先を丸めながら、キュウと萎んだ菊門を穿とうと試みている。
「こんなこと、もぅ、もうやめて、おねがいよぉ…」
上ずった声で懇願しても、サディスト達の劣情を刺激するだけのことだ。
「もう一回イクまで、俺ら、止めないよ?」
宗介が再びクリ責めにアクセルを踏んだ。上下の唇で突起を挟みながら、顎の開閉運動を加える。その振動が、里穂に心地よい快感の波を与えた。どうにか攻撃を避けよう、快楽に流されまいとくねらせる腰が、たまらなくいやらしいカーブを描いている。
どうにか踏みとどまろうと快感に耐える里穂に、さらなる試練が突きつけられた。宗介が、いつの間にか用意したバイブレーターを、里穂の肉割れにブスリと突き刺したのだ。
「うううっ!」
スイッチを入れると、バイブはグネグネと膣内を暴れ回った。クリトリスを舌や唇で扱かれ、中は中でバイブが膣壁を引っ掻き回す。フルコースの性感の前に女教師はもう、限界だった。
「もう、む、無理よ、雄星君、そ、宗介君んっ……もう、いっ、イクわ。イカせて…い、イク!」
その後も、魔少年たちの舌とバイブにより、里穂は何度となく淫らな身震いをさせられた。そうしているうちに、もう上映終了時間が近づいている。三十分後には、館内には明かりが灯るだろう。
「そろそろ俺たちにも愉しませてもらうよ。いいよね、生で?」
断固として拒否したいが、拒めば報復として、拘束された裸身をこのまま放置するぞと脅されている。
「おい、どうなんだよ?このままバイバイするか?」
里穂は、悔し涙を滲ませながらも、雄星の生のペニスを迎え入れざるをえなかった。里穂が、無言のまま、弱弱しく頷くと、すぐに長槍が突き立てられた。
雄星は、長大なペニスを十二分に利用した長いストロークで里穂を攻め立てる。里穂の豊かな尻肉が、雄星の腰と衝突する際のパン、パンという音が館内に木霊している。
「ちょ、ちょっと、もう少し、ゆっくり、し、してぇ!ああ!」
強烈な杭打ちで最奥部を叩かれ、里穂は取り乱した。なにせ、奥で感じるエクスタシーは、クリトリスやGスポットのそれとは比較にならないほど深く、激しい。声を我慢できるか、里穂には自信がなかった。(校内で雄星に奥を犯されるときは、いつも大きな叫び声をあげてしまい、その度揶揄われていたのだ)
容赦なく叩きつけられる肉柱に、里穂は玩弄されっぱなしだ。雄星は後ろから抱きかえるように手を回し、乳首を捉えると、思いきり摘まみ、引っ張り上げる。乳首と膣へ同時に与えられる悦びに、里穂は思いきり唇を噛みしめて声を押し殺している。
「我慢は毒だぜ。少しばかり声出したってバレやしないって。ほら、気持ちいいって言ってみなよ、里穂センセ」
嬌声をこらえながら、むふん、むふんと吐息が零れる。だが、抽送は不意に中断された。
「里穂、もうあと十五分もしたら、エンドロールだぜ。このままだと僕たち、ハメハメしてるところ見つかちゃうよ」
「も、もう終わりにしましょ、ね!大変なことになってしまう…」
「ああ、だからさ、先生がケツ振って、早くフィニッシュさせてよ、ほら!」
雄星の右手が臀丘を強かに打ちつけたので、乾いた音が唐突に館内に響きわたった。逡巡する里穂を罰するように、二度三度と張り手が繰り出される。迷惑そうな表情を浮かべながら遠目にこちらを見遣る観客がチラホラ見え、里穂は生きた心地がしなかった。
尻を突き出すように、上半身をほとんど直角に折り曲げていたので、丸出しのバストを見られるようなことはなかった。それでも座席でかろうじて隠してはいるが、一糸纏わない全裸なのだ。また、劇場への出入り口は里穂のすぐ後ろにある。終演後席を立つ観客からは、裸身を隠すことはできない。この状況下、里穂には服従する以外の選択肢など、あるはずがなかった。
「やめて、分かったから、打たないで…」
恐る恐る、里穂は尻を動かし始めた。雄星が耳元で身勝手な注文を囁いてくる。言われるがまま、「の」の字を書くように腰をくねらせたり、前後でグラインド運動を加えたり。快感に足元をすくわれまいと、里穂が腰振りのペースを少しでも落とそうものなら、すぐに雄星のビンタがヒップに打ちおろされるので、里穂はいよいよ切羽詰まってきた。
「へへ、自分で腰振ってイキそうなんだろ、見てれば分かるぜ」
横から宗介が冷やかしてくる。里穂の上半身の下に潜り込んで、両乳首を吸い上げたり甘噛みしたりして、快感の伴奏を努めている。
結合部は、抜き差しの度にジュルリ、ジュルリと絶えず妖しい音色を奏でている。
「おいおい、そんな下品な音出して、映画をご鑑賞中の皆さんに迷惑じゃないか、くくくっ」
担任教師の密壺から女の汁を絞りだして、雄星は上機嫌で軽口を叩いている。尻が自分の方で向かってくるのに合わせて、ズンっ!と腰を叩きつける。不意打ちを食らった里穂は思わず、短く、「はぁっ!」と悲鳴を上げてしまう。恥ずかしさのあまり、顔を伏せる里穂の後ろ髪を、雄星がグイっと引っ張り、スクリーンに美貌を向けさせる。蒼白い光が、女教師の悩まし気な表情を照らしている。
異常な状況が焚きつける興奮、里穂の瑞々しい性の反応、絶え間ない密部の律動は、やがて雄星を限界へと誘った。
「ふぅ、いい、いいよ、先生、最高だよ。お望みどおり、そろそろ出してあげる」
「そ、外に、外に出して、お願いっ!」
「さぁ、どうしよっかなぁ」
これまで何度か校内でゴム無し挿入をされたことはあった。散々脅されながらも、膣内射精は回避できていた。
(雄星も宗介もせっかく手に入れたばかりのおもちゃを短時間で台無しにしたくなかったのだ)
だが、今日の雄星は様子がどことなく違っている。肉槍を膣の奥深くに突き刺したまま、まったく動かないのだ。恐怖のあまり、里穂が腰を引き、少しでも浅瀬での結合に逃げ込もうとするも、それを許すまじと、腰を手前に引きつける。
(ああ、この子、まさか今日は…)
女教師は、銃口をこめかみに突きつけられているも同然だ。
スクリーンでは、上映作品がいよいよクライマックスへと向かっていた。叙情的な音楽が高まっている。音楽のボリュームに乗じて、つい喘ぎ声が漏れ出してしまう。それまで静止していた雄星もグイ、グイと切先を突き立てて始める。一組の「つがい」は、ほの暗い劇場の中で、快楽を貪りながら、疾走した。
「も、もう、我慢が、で、できないぃぃっっ…いぃぃ、イクっっ!」
「俺も、もう出すぜ、ほら、呑み込んでくれよ、里穂、ぅぉぉぉぉ!」
「…そ、そんな、ダメ、ダメよ、イヤぁぁぁ!」