橘社長は、私と優奈ちゃんの交わりが気に入ったらしい。それから、毎日、社長の前で私たちは絡みを演じさせられた。社長は、その日の気分で自分の相手を選んだ。私が選ばれた時は、優奈ちゃんは唇で私と社長に奉仕をした。
また、その逆の日もあった。必死にやらないと、笹山課長を招待する、と脅されるので、私は優奈ちゃんに負けないくらい、熱っぽい奉仕をしなければならなかった。
でも、私にとってもっと耐えがたかったのは、3Pのセックスよりも、鈴原からの折檻だった。悪魔みたいな先輩社員は、社長の留守中、フラっと社長室を訪れ、私に酷い言葉を投げかけてきた。私が、少しでも反発すると、それはお仕置きの口実になった…
素裸で手を頭の後ろに組まされ、応接ソファの間のローテーブルに片脚を乗せた私の身体。その腰や、二の腕、お尻のお肉を、事務用のクリップで挟んでは、蔑み笑いが投げかけられる。
「肉付きがいいから、いくらでも飾りつけができるわねぇ」
さらに、辛かったのは、その陰湿なイジメに、優奈ちゃんを巻き込んでくることだ。
「ねぇ、優奈、どう思う?先輩奴隷として?ここはしっかりケジメつけておくべきじゃないかしら?」
「ごめんなさい…、摩耶さん…」
「あら、優奈、お尻はもう十分じゃない?この辺が空いてるわよ?」
鈴原の指が、私の乳首の辺りを指した。激しい痛みの予感だけで、膝が震えた。
「ねぇ、この小さいクリップの方が案外強烈なのよ。ほらっ!」
私の左の胸の乳首に、豆クリップが嚙みついた。
「くっっ、いぃぃ…」
奥歯に力が入る。そうしているうち、優奈ちゃん手の中のクリップが、私の右の胸に迫ってきた。彼女の目にも涙が溢れている。躊躇している彼女の耳元に、鈴原が何か囁いている。
きっと、彼女に対しても、何か恐ろしい脅しが吹き込まれているんだろう。それは分かっているけど、どうしても痛みが辛くて、目線で許しを求めてしまう。やめて、それを、挟むのは…
「なに?イヤなの?じゃあこっちにしよっか?」
鈴原の指が、私のアソコに伸びてきた。茂みをかき分けて、クリトリスの位置を探りあてられる。
「ほら、ここよ、ここ。きっと、すごいわよ」
「そ、そんな…、ああ、どうか許して、そこだけは」
「じゃあ、どこがいいのよ?」
「乳首に、右の乳首に…」
「だってさ、優奈。あなたがやらないなら、あたしこっち行くけど?」
鈴原が、手に持ったクリップの、ハンドルの部分を私の敏感な突起に押し付けてくる。ひんやりしたその感触。恐ろしさで、全身の毛が逆立ちそうになる。
「ぅぅぅ、摩耶さん、許して…」
震える優奈ちゃんの手が、私の胸元に伸びてきた。
左右の乳首に噛みついたダブルクリップを、鈴原の中指が愉快そうに弾いた。
「ふふふ、素敵じゃない、マゾっぽくて。で、初めの質問に戻ろうかしら。あなた、いままで誰とセックスしたことあるんだっけ?」
「…そ、添田さんと、笹山課長、とそれから、橘社長です」
「で、誰のおチンチンが一番よかったんだっけ?」
この質問に沈黙で答えたことが、お仕置きのきっかけになったんだった。
鈴原は、優奈ちゃんに命じて、私の姿をスマホで撮影させている。だけど…鈴原の望む回答をしなければ、きっとクリトリスまで、虐められる。私は、恐怖に負けた。
「橘社長のそれが、一番でした」
「へぇ、そうなんだぁ。で、じゃあ二番目は?どっちがよかったのよ、添田君と、笹山課長だったら?」
鈴原は、私に添田さんを裏切らせたいのだ。でも、恋人である添田さんより、笹山課長のような強姦魔の方が良かったなんて、言いたくはなかった。
「なに?分からないの?じゃあ、もう一回試してみたら、笹山課長と?呼んであげようか、今ここで。ふふふ、すぐ飛んでくるわよ」
「それは!…えっと、さ、笹山課長の方が、すごかったです」
「はははっ、うそぉ、じゃあ添田君って、そっちの方は案外しょぼいのね。中年オヤジふたりに負けるなんて。じゃあ…」
調子づいた鈴原がさらに尋問を続けようとした瞬間、そのスマホに着信があった。続きは今度たっぷりやってあげるから、と言い残して、鈴原は社長室を後にした。
優奈ちゃんが、私の全身を苛めるクリップを取り除いてくれた。
「摩耶さん…、大丈夫ですか…」
軽く内出血して、赤くはれた肌や乳首を、彼女は泣きながら舌で慰めてくれた。だけど、素直にありがとうとは言えなかった。私と彼女との絆に亀裂を入れることが、あの女の狙いだとは、分かっているけど。だけど、今は、簡単に添田さんを裏切ってしまった自分と、強いられたとはいえそれに加担した彼女の両方が、憎かった。