[あらすじ]
私の名前は、笠谷摩耶。派遣社員。派遣先の会社は例の新型ウィルス感染爆発の影響で全館閉鎖。契約の都合で、在宅勤務も認められず、一時休業状態に。ひそかに好意を寄せる男性社員から、自宅で仕事を手伝ってほしい、と言われてから、私の人生は大きく変わってしまった。

凌辱専業作家が描く、女性一人称作品。「拗らせ女子」が語る、甘く、切なく、狂おしい奈落。

7

2026.01.11 永井 亮
女性一人称、ハード
読者タグ: なし

両手両脚で彼の身体を羽交い絞めにしている私。彼の逞しいそれは根元まで完全に私の中に収まっている。このまま、永遠に重なっていたい。
でも、彼は少し動きたいみたい。ごそごそと腰を前後に揺すり始めた。
「添田さん、そうしたら、気持ちいいんですか?」
「うん、すごくいいよ。笠谷さんの方は?どう?痛む?」
「痛みは、そんなにないから大丈夫です。気持ち、いいのかな…なんか、変な気分です」
彼の大きく張り出した先端部分が、私の膣の壁と密着しながら行ったり来たりを繰り返す。ゆっくり、私の内部の空間が彼の形状へと順応していく。
ペースはあくまでスローなままだったけど、その振れ幅は段々と大きくなってきた。最奥部をグリグリと押し付けたあとに、スーッと波が引いていくように彼が遠ざかっていく。もう二センチほどで抜けてしまう、というあたりで私はたまらず両足に力をいれて彼に縋る。呼応するように、ヴァギナ自体が収縮する。ふと彼と目があって、笑ってしまう。
「ふふ、引き留めてくれるんだ。かわいいよ、笠谷さん」
「も、もぉ、恥ずかしい。言わないで…」
はしたない反応が止められなくて、たまらなく恥ずかしい。けど、甘ったるく褒められると、中から一層、花蜜が噴き出すのを感じる。私の身体は、悦んでいる。
「まだ、ちゃんとキス、してなかったね」
「そ、そうですね…」
「いい、しても?」
「うん、したいです、私も…」
彼の唇が、私の唇に重なる。舌先が侵入してきた。私も応戦する。ま彼と私の舌がぶつかったり、押し合ったり。ついに口の中に収まらずに、舌と舌が空中で。まるで決闘みたいに。彼との初めてのキスでこんなに大胆になれる自分が、信じられない。彼の舌の柔らかさと、硬直したペニスとの間のギャップ。頭がクラクラする。とろんとした目で彼を見上げる。
「笠谷さんの顔って、こうしてみるとすごくセクシーだね。めちゃくちゃイヤらしいよ」
「お、おっしゃらないで。恥ずかしいですから」
思わず顔を両手で覆ってしまう。間髪入れず彼に両手を押さえつけられる。真っ赤に紅潮した顔面が再び彼の視線に晒される。
「思ったとおり、最高にかわいい。メガネもマスクもとった笠谷さん」
「…そんなに言われると、なんか…うぅぅ」
容姿のことで、こんなに褒めてもらうのは何年ぶりだろう。メガネをかけてないからあんまりはっきりとは見えないけど、添田さんの表情もどこかウットリしてるように見える。
彼は、普段から私のことを想ってくれたんだろうか。それは分からない。ただ、この場の成り行きに任せたお世辞だったとしても、今の、目の前の私を気に入ってくれているのは、どうやら本当みたいだ。嬉しくて、自然と涙が零れてきた。
「あれ、なんでだろう…」
「泣き虫さんだね、笠谷さん」
目じりから流れた涙の筋を、添田さんの舌が掬い取った。さらに、小鳥がするみたいに顔全体に軽いキスを浴びせられる。私の全身は、隅々まで全能感に充たされた。

私は、大丈夫。彼がこんなに愛してくれるんだから、女として、大丈夫なんだ。

そう思うと、膣の奥が急に切なく収縮して、彼のことを抱きしめてしまう。私の抱擁に対して、彼がくぐもった声を上げた。自分の気持ちが彼にそのまま伝わったみたいだ。
「んぅぅ…す、少し、動くよ」
彼が、苦しそうに呟くと、腰を動かし始めた。私のお尻のお肉と、彼の太ももがぶつかって、パン、パンという音が短い間隔で響き渡る。処女を捧げたばかりの私の内部には、時折刺すような痛みが走る。眉間に皺が寄る度に、彼が動きを止めて「痛かった?」と聞いてくれる。
「う、ううん、痛くても、いいんです。添田さんにも気持ちよくなってほしいから…」
彼が、感極まったように私の口を強く吸ってくる。同時に、腰の動きも加速してきた。ドン、ドン、ドンと刺し貫かれているうちに、私の口から零れる吐息も少しずつ高まってくる。
「ああ、ぐ、ぅぅぅ、笠谷さん、すごいよ。もう、我慢できないかも…」
彼の辛そうな表情が、胸を締め付ける。彼をこんな表情にしているのは、私のヴァギナなのだ。そう思うと、自分が無敵になったような気さえしてくる。
「ごめん、もう、限界、みたいだ」
「いいの…うれしい。添田さん、出してください、我慢しないで!」
「ああっ、出るよ、う、うぐぅっっ……」
ブルブルブルっという彼の身震いと、限界に達したペニスの痙攣を、私は力いっぱい受け止めた。この温もり、一生忘れたくない。一生覚えていられるよう、自分の身体の中に刻みこみながら、全力で彼を抱きしめた。

彼が果てた後も、私たちは繋がったまま、余韻を楽しんだ。息を整え、落ち着きを取り戻した彼は、また私の耳元で愛を囁いてくれる。添田さんは、前から私のことを好きだったと打ち明けてくれた。
でも、彼のエッチは洗練されていて、プレイボーイそのもの。たくさんたくさん遊んでることは明らかだったから、私は彼の言葉をそのまま素直に受け止めていいか、分からなかった。
「私は、ずっと添田さんに、憧れていました。でも、添田さんなら、もっと素敵な女性とお付き合いされてるんじゃないかと思って」
「まあ、二十代のころは、遊んでた時期もあったけど。最近は、本気になれる女性をずっと探してた」
急激に鼓動が高まる。添田さんは、私とのこと、ほんとに、真剣に考えてくれているのかもしれない…。嬉しいと同時に、何故だろう、急激に不安な気持ちになる。たった一度の肉体関係で、すぐに飽きられたら?添田さんに遊ばれて、捨てられたら…。恐ろしい空想に囚われて、つい妙なことを口走ってしまう。
「…添田さん、私のこと、捨てないで…」
せっかく楽しいエッチの後に、こんな重い感じで来られたら、げんなりするだろうな。頭では分かってるのに、彼を失う恐怖で頭の中を支配されたみたいに、止められない。
「私のダメなところ、全部言ってください。努力して、直しますから。もし、他に好きな人が出来ても、急に冷たくしたり、しないで…。添田さんに好きになってもらえるように、私、努力しますから、どうか……」
「そんなこと言わないで。大丈夫だよ、絶対放さないから、安心して」
彼の腕が、きつく私を抱きしめる。依然私の中に留まっていたペニスが、再び力を増してくるのを感じる。
「ああ、また、固くなってます、添田さんの…」
「ほんとだ…ねぇ、もう一回、してもいい?」
私は、大きく二度、頷いた。

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